JR難波駅、徒歩5分
やってきたのは浪速区稲荷。物件は『JR難波駅』から徒歩5分の湊町エリアに属します。
“浪速区であって浪速区でない“でお馴染みの当エリアは、高層ビルやタワマンが並び、どこか漂うハイソな雰囲気。位置でいうと難波・桜川のちょうど中間あたり、難波の都会感と桜川の落ち着きが合わさった雰囲気でしょうか。
土地勘がない場合、なんば近郊と聞くとごちゃっとしたイメージかもしれませんが、大きめの公園に挟まれた落ち着いた住宅街に「ここが・・・なんば・・・?」などと、少女漫画の主人公がドレスアップしたような感想が湧くこと必至です。
マンションは平成9年築のSRC造13階建て。オートロックの先には、実体不明の管理人室が待ち受けます。小窓にかかるのれんの割合なんて、平安貴族の逢瀬ですよ。御簾(みす)越しに短歌詠み合う、みたいな。
もちろん駐車場(サイズ制限あり)や駐輪場も完備。駐車場は現在空きがあるものの、タイミング次第なので都度空き確認が必要です。お気軽にお申し付けください。
※機械式駐車場(月額1.5万円〜2万円):全長5,050mm・全幅1,800mm・車高1,550mm・重量1,800kgまで
いつも駐輪場とか丁寧に紹介しないよね?と不思議に思う方もいるかもしれないので、そろそろ本題にいきますね。
宅配ボックス、ここです
もしも私が宅配業者なら、幻のボックスを探してクエストが始まりそうなノリ。RPGでいうと宝箱があるポイントに設置されており、例え発見してもイナバの物置と見紛う可能性が危惧されます。
お部屋は9階の角部屋。土間には大容量の物入れも設置済み。
平米数だけなら63㎡の3DKはややコンパクトな印象ですが、洋室や和室の広さを考えると4人家族にもお住まいいただきやすい間取りなのです。
2つある洋室は、ともに5.5帖ほどのサイズ。写真は玄関側の洋室①で、ポジション的にはご夫婦の寝室になりそうな予感。
受験を控えたお子さまがいらっしゃるならば、独立した当洋室が勉強部屋になるでしょうか。
水回りは築25年が反映されたラインナップ。お風呂は追い焚き付きなので、どの順番でお風呂に入っても温かいお湯にありつけます。
トイレもほぼ白一色。ウォシュレットのスイッチやタオルハンガー、手すりなど、片側の壁には多くのものが生えていました。
なお、洗面台はボウル深めの高年式をセットしております。
繋ぐ、ひろげるリビング
後半戦は洋室②からスタート。先述の通り、ここも広さは5.5帖ほどです。
日当たり具合でいうと、西向きの窓はほぼ無いものと考えても良いでしょう。代わりと言ってはなんですが、
隣接する和室からおこぼれ日光がございます。写真左手の終着点がソレですね。
最も日当たりが映る和室の押入れなんて、”ウッカリしたドラえもんが四次元の入り口と間違えて飛び込びかねない”ほどクッキリ投影されています。ちょっと自分でもこの例えはしっくりきていませんが。
ちなみに各洋室にもクローゼットが設けられており、物件の収納力はまずまずと言えるでしょう。
こちらは、洋室からリビングまでの動線。全ての扉を開放すると、洋室②にもほどよい風通しと自然光が行き渡っていました。
和室とリビングを繋げ、約14.5帖のLDKにするなんてのもいかがでしょうか。うちの実家も同じドッキングを行っており、冬は和室でコタツみかん、寝落ちなど堪能しております。
浪速区イチのパークビュー
お待たせしました。当物件の主役、南向きバルコニーを見ていきましょう。
眺望を期待して来たものの、予想より広めのバルと西日の威力に俄然気分が盛り上がってまいりました。
そして、何をおいてもこのパークビュー。
色づいた広葉樹たちがひろがる景色は、浪速区イチのパークビューと言っても過言ではありません。
正面の抜け感も、お見事の一言。広々とした野球グラウンドが目の前にあるからこそ、市内中心部とは思えぬ抜け感が味わえます。
実は先ほどの写真でも、あべのハルカスがチラリしていました。浪速区イチのパークビューは、天王寺区まで見渡せる抜け感までついてくるということです。
では、おさらい。浪速区稲荷より登場した63㎡の3DKは、『JR難波駅』徒歩5分。なんば近郊の利便性を享受しつつ、落ち着いた街並み住環境が整った「湊町エリア」でございます。
諸費用は、礼金1ヶ月の月額13万円。
浪速区イチのパークビューと抜け感は、後付けできない物件そのものがもつ魅力。眺望やロケーション重視なら、一見の価値アリです。
お問い合わせは、渋井不動産まで。
【良かった点】
◎なんばの利便性と落ち着いた街並み
◎浪速区イチのパークビュー・抜け感
◎南向きの日当たり
【気になった点】
△設備の年季
△賃料に対しやや物足りない広さ