谷四と堺筋本町の間
『谷町四丁目駅』『堺筋本町駅』どちらも徒歩5分ほど。オフィス街とオフィス街に挟まれたオフィス街に、そのお部屋はあります。
昼休み一斉に街へ放たれるビジネスマンの数を見ると、周辺に飲食店が多いのも理解できますし、建設中の高層マンションを見れば、利便が整った住環境であることも察しがつく。そんな立地です。
そんなエリアで本日ご紹介するのは、「なんかゴツゴツした部屋」。正直、どういった層に提案するべきなのか私自身も見えないものの、「場所が良くて、ちょっとおもしろい部屋」をお求めならば、ちょっくら覗いてくださいませ。
マンションは2004年築の鉄骨造10階建て。オートロック、宅配ボックスが揃ったエントランスを抜けると、「デザイナーズマンションだな」と理解させるホールが現れました。
美術館や博物館など、「ここは何をするスペースなん?」という一角に出会ったことがあると思いますが、ここもそういうテンションで見ていただければ幸いです。
エレベーターに乗って、目指すは最上階角部屋。紹介に困るエントランスを見てもらったのは他でもない布石で、お部屋も同じく、
ブロック塀なのです。
部屋に「塀」ってどういうことやねん。今までさんざん無骨な部屋を見てきましたが、当物件の無骨さは群を抜いていますね。無骨、越してゴツゴツやし。
ちなみにこの「塀」は、最も高い所で4mくらいあります。開放感のある空間だと容易に想像出来るはずなのに、字面で見ると圧が強まるのは気のせいでしょうか。
写真左手にはシャバの空気もスタンバイ。出てみましょう。
シャバルコニーは北向きのビルビューですが、最上階ならではの青空天井から日差しが降り注ぎます。
大通りから1本入ったポジションになるため、昼夜問わず車の走行音が聞こえるといった心配も無さそう。
今さらですが、お部屋は41㎡のワンルーム+ロフトです。7帖の居室スペースにはIH2口のキッチンが確保され、エアコンはロフト部分も担える位置に設置済み。
帖数だけでいうと単身向けサイズではあるものの、ロフトをどう活用するかによって、41㎡の平米数を活かしたレイアウトが叶います。
上へまいります
ロフトは4〜5帖ほど。天高は最大1.7mほどあり、思ったより圧迫感もありません。非現実的なブロック塀を活かすなら、YouTubeやInstagramなど、撮影スタジオのような一角はいかがでしょう。
背の低い”すのこ”ベッドなど置けば、快適な寝室スペースになるでしょうし、デスクを置いてワークスペースにもどうぞ。
ちなみに、当物件にはクローゼットがありません。その点を踏まえると、ロフトは収納スペースになりそうな予感。昇降が面倒という難はあるものの、姿見を置けば立派な衣装部屋として活躍します。
大きなベッドさえ置かなければ寝室兼収納も叶うでしょうから、お手持ちの家具を採寸したうえでレイアウトを組み立てましょう。
では、ラストに水回りを。
バスルームは浴室乾燥を備えた清潔感のある空間。同様に、トイレもウォシュレット付きで申し分ありません。
もちろん、洗面台もシャンドレタイプ。
抑えきれなかったブロック塀の余波が、パウダールームにも迫っていました。更衣をおこなうスペースとして、最も敬遠したいゴツゴツ感です。
では、おさらい。中央区鎗屋町から登場した41㎡の一室は、『谷町四丁目駅』『堺筋本町駅』徒歩5分ほど。谷町線・中央線・堺筋線の3路線に加え、『天満橋駅』も徒歩12分と京阪線も射程圏内の立地です。
諸費用は、礼金5万円の賃料共益費込み月額8.6万円。
抜群の立地と半メゾネットのような間取りは、自宅兼事務所をお探しの方にもお勧めしたい一室。「開放感のあるブロック塀」という一風変わったお部屋を、あなたのライフスタイルにあつらえてくださいませ。
以上、渋井不動産でした。