谷町九丁目駅、徒歩3分

ハイハイタウンをはじめ安くて気軽に入れる飲食店が多く、近鉄百貨店や24時間営業のスーパーまで買い物にも困らない立地。一方で、ラブホや風俗店が密集するエリアもあり、少し暗いと言った印象があるかもしれません。

そんな二面性のある『谷町九丁目』は、「好き」「嫌い」がはっきり二分化される街です。

なので本日は、この「50：50（フィフティ・フィフティ）」を軸として話を進めていきたいと思います。読む・読まないもまた二者択一の選択と言えますが、一生懸命書いたのでぜひ最後までお付き合いください。

マンションは千日前線・谷町線『谷町九丁目駅』徒歩3分。築43年のSRC造・分譲マンションで、ご紹介するのは34㎡の分譲賃貸です。

少々バブリーなエントランスも、これはこれで味がある佇まい。エレベーターも二基装備で、総戸数200を超えるマンション規模が伺えます。

フルリノベ済み

さっそく室内へお邪魔すると、フルリノベーションされた空間がお目見えしました。

第一印象は「住みたい」と即答したいほどの仕上がりで、とても50：50に意見が二分化する要素は見当たりません。

視点を変えると、玄関横に洗面台が現れます。木版に対して50：50の割合で配置された洗面台は、帰宅してすぐに手洗い・うがいができる昨今のニーズにぴったりの動線。

しかし、ここに洗面台を設けたことにより洗濯機置場は消滅しました。洗濯は小型の簡易洗濯機やコインランドリーをどうぞ。

そして「どこまでが土間か」という意見で二分化しそうですが、タイル張りの床は水回りにも続いているため、玄関入ってすぐ靴を脱ぐ方が無難。

そんなタイル床の先には、つるりとした無垢材フローリングが続きます。

冷蔵庫置場は絶妙な高さに棚があり、「採寸してから買いに行け」という計画性を説いているようです。

ステンレスのキッチンは、無垢床との相性も抜群。スタイリッシュすぎて気付きませんでしたが、よくみるとコンロはIHを自主設置していただくタイプでした。

以上が8帖LDKの紹介。奥行きのある部屋のカタチは、主にダイニングとしてお使いいただくことになりそう。

部屋の突き当りには、丸テーブルのダイニングセットが映えそうな小窓も設けられています。

50：50の部屋

そしてお隣には6帖の和室。まるで別世界ですね。

今回のテーマである50：50は、和室と洋室に二分化された空間を指していました。仮に洋室をズンドコ節の氷川きよしとするなら、和室は限界突破後の氷川きよしのようなギャップです。

好みは真っ二つに割れるとしても、人によってはグサリと深く刺さるに違いありません。

北向きのバルコニーは大通り沿い。さすがに走行音は聞こえるポジションですが、許容範囲かどうかは50：50といったところ。

ここは現地にてご確認くださいませ。

ちなみに、水回りは3点ユニットでございます。あれだけ部屋を二分化しておいて、バス・トイレは二分化してないんかい、などと全力でツッコミたい気持ち。

そして、シンプルに洗面は二つに増えました。さすがのミルクボーイも、こんなん二つあってもしゃあないですからね、などと漏らすかもしれません。

では、おさらい。天王寺区生玉町より登場した34㎡の1LDKは、大阪メトロ千日前線・谷町線『谷町九丁目駅』徒歩3分。利便性も高く、飲み歩きが好きな方ならこの上ない立地です。

諸費用は、礼金10万円の月額7.7万円。

50：50の内装は、決して万人受けするものではないものの、心の奥深くまでグッサリと刺さり、「一度住んでみたい」という好奇心を強く刺激します。満足な広さと内装も揃っており、お試しで住んでみようかなと思える魅力的な賃料帯です。

お問い合わせは、渋井不動産まで。

【良かった点】
◎駅近、飲食店などお店も多め
◎希少な単身向け分譲賃貸
◎フルリノベーション済み
◎広さ・内装に対しお手頃な賃料

【気になった点】
△3点ユニットバス
△洗濯機置場
△ガチャついた周辺環境