さぁ、本日も大阪に眠る渋い物件をお伝えするお時間になりました。本日やってきたのは桜川2丁目。千日前通りから少し南に入った閑静な住宅街でございます。
ミナミ付近で仕事してるから、近所が良いけど、騒々しいミナミの喧騒からはエスケープしたい。
そんなあなたに住んでいただきたい、素敵な立地と渋いマンションです。
ほら、入口前に止められたスカイラインがもう渋い。
中日が20年ぶりにリーグ優勝をした昭和49年に建てられたこのマンション、残念ながら外壁はブルーではなくピンクでした。
SRC造 10階建てマンションでありながら総戸数147戸と、見ていただけるように「横にドデカイマンション」です。
敷地内にはもちろん駐車場も駐輪場も用意され、程よく緑化されて雰囲気も抜群。
エントランスもキチンと綺麗です。
あのセンターの小窓の奥には管理人のおじいちゃんが駐在し、見た目から怪しい私と目があってもニコリと会釈してくれる素敵な方でした。
夜になれば天井のダウンライトが床を照らし、あのセンターのシャンデリアが高速回転いたします。
(高速回転は嘘です。いい感じに光ります。)
建てられたあの日から中日も何度か優勝していますが、その時代の経過を感じさせないほど共用部が綺麗です。
最近大規模改修があったのかもしれませんね、ドアパネルもピッカピカでした。
築浅や新築の賃貸マンションがいくら高級で美しくても、定期的に改修される大型分譲マンションほど長年美しくいられないでしょう。
だから私はチクフル分譲マンションが大好きなのです。
入ります。
見てください。
もう説明が無くてもわかりますね。写真から醸し出される匂いを嗅いでください。
ほら新築です。
キチンと管理された大型分譲マンションの中に現れた一室の中身が新築。しかもシック目の色が選ばれた室内は落ち着きを与えてくれます。
奥のドアを開けましょう。
この物件のセールスポイントは「中身新築」ということよりも、この日当たりの良さ。
お金をかければ新築みたいな中身は手に入りますが、日当たりの良さはそうはいきませんからね。映画「エクソシスト」が大流行したあの日に建てられてから今まで、目の前に高い建物が立つこともなくこの部屋はこの日光を浴び続けてきたのです。
なんということでしょう。
そんな魔光線で浄化されたリビングに併設されたキッチンスペース。
そのスペースもかなり贅沢に取られ、置かれたシステムキッチンは3口コンロ。シンクの広さも深さも、キッチン周りの収納も十分。逆に突っ込むところがなくて面白くないほどです。
本日の物件の間取りは2LDK。
17帖の広さを持つリビングの他に、6帖の洋室が2つ。
コチラは玄関から一番手前に置かれた洋室です。
共用部向きの窓も設けられており、寝室にしていただくのが良いかなと思います。
大きな独立洗面台は女性が嬉しい設備ですね。
ちなみに若干高くなった室内洗濯パンがポイントですが、お気づきでしょうか?
従来であれば若干背の低いドラム式洗濯機を使う際にかがまなければイケなかったのですが、少しカサを増すことで水仕事の負担も軽減してくれるのです。やったね!