通称「がもよん」と呼ばれる『蒲生四丁目』駅前には、地元の人々で賑わう城東商店街があります。
じきに70年を迎えようとしている歴史ある商店街は、昔ながらのお店だけでなく、”がもよんにぎわいプロジェクト“という古民家再生プロジェクトにより生まれた飲食店街なども点在。
実はがもよん周辺は国土交通省から住宅密集地に指定されるほどのエリアで、半径2kmに約7万人もの人々が暮らしているんだとか。それでも、大正時代から残る米蔵や戦前に建てられた長屋・古民家など、いわゆる空き物件も多くあったことから、当プロジェクトが立ち上がったというわけです。
改修・補修され生まれ変わった建物たちは、商店街の活気を担うだけでなく、下町の風情や古くからの景観を残すことにも一役かっています。
2020年に改修された鮮やかなアーケードに誘われ、100点の駄菓子屋さんを見つけました。ご覧の「白泉堂」です。店先に溢れる駄菓子やレトロ全開の看板、ソフトクリームやイカ焼きの主張など次々に目を奪われます。
創業50年を超える老舗店は、がもよん界隈でイカ焼き発祥の店として知られているそう。六甲牧場のクリームを使ったアイスクリームも人気です。
最も驚くべきは、なんと店の奥に激渋な喫茶コーナーがあるということ。大きなU字のカウンターを取り囲むように丸いランプが灯り、純喫茶好きには堪らない雰囲気です。「これが心を掻き立てられるエモーショナルなのか」なんて、エモいの意味を実感することとなるでしょう。
白泉堂/城東商店街公式サイト
とは言ったものの、「がもよんってどんな人が住んでるの?」と問われると、ファミリー層が圧倒的に多めだと答えるでしょう。なんたって駅前には商店街がありますし、公園や保育園なんかも多いです。
駅から物件の道中には東大阪病院や城東警察署がスタンバイ。そしてこれは余談ですが、「炭火焼肉たむら 蒲生本店」もこの近くにございます。ちゃ〜。
そんな情報を踏まえ、本日ご紹介するのは43㎡の1LDK。しかも最上階ロフト付き。薄々お気づきかもしれませんが、正直この物件はファミリー層以外の方々にオススメしたい一室です。つまりは1人暮らし、同棲・新婚さんに。
最上階角部屋
建物は平成元年築のアラサー。オレンジレンジと大塚愛が青春の世代ですね。
RC造8階建てで、オートロックやエレベーターも抜かりなし。エントランスの三角屋根はフラグのようで、
お部屋も同じく三角屋根でございました。さすがは最上階。吹き抜け部分の天高は3.6mもの高さがあります。
東側が窓に覆われていることも相まって、その開放感ははかり知れません。10帖ほどの細長いLDKですが、圧迫感や閉鎖感は微塵も感じませんでした。
ところで、ロフトへ続くハシゴって、庶務課の江角マキコが持ってたやつですよね?ちょっと1回、肩にかけてみません?
「好き」を詰め込める一角
そんなロフトは4.5帖のサイズ。床はカーペットです。
ロフト部分にエアコンが無いのは案ずるポイントですが、リビングのエアコンの位置(ロフトの昇降口付近)を確認すると、サーキュレーターである程度の冷気は確保できるかと。ちなみに天井までの高さは1.5mほど。
就寝スペースはお隣の洋室が担うため、物置や書斎、アトリエなど、趣味や娯楽の一角にお使いいただけます。秘密基地のようなこのロフトに、好きな本や漫画、作品を並べたり。
わたしがこのロフトに住んだなら、ぜひともホームシアターを設置したい。柔らかいラグを敷いて、Yogiboに埋もれながら朝まで映画をみるんです。
反対側も見ていきます。ハシゴが取り外せるおかげで、LDKの視界も広々。こうして見ると、やはりダイニングの天井の高さが際立ちますね。
右手のバルコニーは可もなく不可もなくの広さですが、奥行きは長め。同じ”眺め”でいうと、抜け感には少々自信があります。
先述の通り、バルコニーは東向き。周辺に高層ビルがないため、眺望はうんと奥まで見渡せるでしょう。
もしかすると、あの薄っすら見える山は生駒山かもしれません。地図上ではちょうどこの先にあるんです。冬場なんかは、少し早起きすると見事な日の出が見られそうですね。
LDKのラストは少し奥まったキッチン。ガス2口に魚焼きグリル付き。
独特なタイルのデザインが気になるものの、ダイニングから一直線の動線も良いですね。
水回りやや年季あり
水回りは、トイレと浴室をピック。各設備は年相応の見た目です。
トイレにもウォシュレットは無く、小綺麗という1点で勝負させてもろてます。
浴室もご覧の通り。カビキラーが捗りそうなタイル張りです。もちろん、追い焚きや浴室乾燥はございません。
そして、洗面台は築年数相応のシャンプードレッサーが導入されていますので、伸びる蛇口をお求めの方はご安心を。
天高めの6帖洋室
では、最後に寝室をご紹介いたします。LDKほどではないものの、傾斜のついた天井は3m近く高さがありそう。
なお、この洋室にはエアコンがありません。新婚さんであれば、結婚祝いにエアコンをリクエストしてみましょう。
クローゼットはここのみです。1人暮らしであればまずまずの容量、2人暮らしであれば譲り合いになるでしょうか。
6帖の広さがあれば、ベッドを置いてもタンスやハンガーラックを置くゆとりは十分ありそうです。
では、おさらい。城東区中央より登場した43㎡の1LDKは、大阪メトロ長堀鶴見緑地線・今里筋線『蒲生四丁目駅』徒歩6分。商店街もありファミリー層が多く住むエリアは、生活に必要な施設や店が揃っていました。
ちなみに、各線『京橋駅』も徒歩10分ちょいと、2駅4路線のアクセスを誇ります。
諸費用は、礼金22万円の月額8.5万円。礼金よりも賃料の手頃さ驚かれた方は、当物件の価値を誰よりも理解しているはず。お急ぎください、最上階角部屋のロフト付きは限定1室です。
お問い合わせは、渋井不動産まで。
【良かった点】
◎2駅4路線のアクセス
◎最上階角部屋、ロフト付き
◎3.6mの天井高
◎広さに対しお手頃な賃料
【気になった点】
△シーリングの位置
△やや物足りない収納力