リバーサイドその2
「また川沿いか」そんな声が聞こえてきそうな雨季の午後、いかがお過ごしでしょうか。貴重なご意見ありがとうございます。参考にさせていただきます。
というわけで、皆さまの意見を汲み取った結果、本日ご紹介するのは川沿いの物件です。電化製品が次々と壊れていくように、川沿いの良い物件が次々と見つかるのもまた自然の理(ことわり)でした。抗えるはずもありません。
最寄り駅は京阪線・谷町線『天満橋駅』で徒歩8分。正直そこそこ歩くなという気持ちも否めませんが、ここは末広がりの8に免じて歩いてください。8分歩けば京都までも電車1本です。
先日ご紹介した藤田邸跡公園が名勝に指定されている庭園ならば、大川を挟んで向かいにある大阪造幣局の「桜の通り抜け」は、浪速の春を飾る風物詩として人々に愛されています。
4月半ば頃の開花時期に合わせ、造幣局構内にある全長約560mの通路を1週間ほど一般客へ開放する「桜の通り抜け」。今年は138品種335本の桜の木が並びました。
その歴史は、明治16年に時の遠藤謹助造幣局長が「市民とともに(桜を)楽しもうではないか」といったことが始まりで、令和5年には140周年を迎えるとか。遠藤局長、まじイケオジ。実写化するなら舘ひろしでお願いします。
※桜の通り抜け/造幣局150周年特設サイト
また、ご近所にはカフェなど小洒落たお店も軒を連ねていました。
写真は物件から徒歩数秒の「猫じた珈琲」では、自家焙煎のスペシャリティコーヒーが味わえます。やや固めの自家製プリンやバニラビーンズと生クリームを贅沢に使用したチーズケーキなど、手作りスイーツはどれも魅力的。数ある中から1つを選ぶのは困難を極めるでしょう。
奥まった場所にあるこぢんまりとしたお店ですが、半端な時間に訪れたとて満席になっていることも珍しくありません。美味しい珈琲や手作りスイーツ、寛げる空間をお求めであれば、ぜひ一度覗いてみてはいかがでしょうか。
レッドカーペットマンション
物件は平成20年築のRC造マンション。宅配ボックス、オートロックを通り過ぎると、レッドカーペットがエレベーターまで導いてくれます。
ちょっと裾が長めのスカートなんて履いた日には、アカデミーだかグラミーだかの祭典が始まりそうな勢い。あの自動ドアの向こうに、リムジンやパパラッチまで見えてきました。
では、幻覚が見え始めたところでお部屋へ。室内は44㎡の広さで、玄関まわりにはシューズボックスと2つの物入れを配置。ちなみに、洗濯機置場もこの廊下にございます。
キッチンはガス2口と食洗機付き。魚焼きグリルをすっとばして食洗機をつけたのは、イケオジ遠藤造幣局長が桜を一般客に開放したことに並ぶ英断と言えましょう。
キッチン向かいは水回りゾーン。大きな天板に対して小さめの洗面ボウルは、高級イタリアンで皿に盛られたパスタくらいの対比率。
バスルームは築年数がリセットされたピカピカ具合。浴室乾燥や浴室テレビは性能保証アリ、ジェットバスは性能保証ナシでやらしてもろてます。
もちろんトイレの機能面も申し分ありませんので、今回は割愛しました。
二段構えの17帖
居室スペースは17帖ほど。打ち寄せる波のような二段構えは、上段10帖・下段7帖にセパられています。ベッドは下段に置くのが無難でしょうか。
振り返ると、○と◇の装飾窓に視線が集中。クローゼットは別途設けられているため、あの余白には観葉植物を置いたり、本棚や絵を飾るお気に入りの一角となりそうです。
バルコニーは東向き。日当りは午前中に集中するでしょう。
サイズはこじんまりとしているものの、優美な模様の柵は、ビルによって遮られた眺望をチャラにしてくれる魅力を感じます。
では、おさらい。北区天満より登場した44㎡のワンルームは、京阪本線・大阪メトロ谷町線『天満橋駅』徒歩8分。川沿いにはカフェなどのお店が連なり、桜の通り抜けでお馴染みの造幣局すぐの立地です。
諸費用は、礼金20万円の月額10.5万円。ちなみに小型犬1匹の飼育が可能。
優雅なリバーサイドで、愛犬とゆったり生活を営みませんか。お問い合わせは、渋井不動産まで。
【良かった点】
◎ロケーション良好、落ち着いたエリア
◎強めの設備
◎ペット飼育可(小型犬1匹)
【気になった点】
△家具配置が限られる部屋の段差