城北公園通駅
本日の物件、最寄り駅はJRおおさか東線『城北公園通駅』です。正直に白状すると、今の今まで環状線『大阪城公園駅』と勘違いしてました。
だって、構成されている単語を見るとほぼ同じじゃないですか。城と公園と、時々、オトン。みたいな。リリー・フランキーだって首がもげるほど肯定してくれると思います。
とは言っても、『城北公園通駅』も『大阪城公園駅』もそない変わらんでしょ、なんて思っていたんですよ。言うても城周辺でしょ、と。
全然遠いわ。
徒歩なら1時間かかるわ。まったく城周辺でもなかったわ。天満宮の方が近いじゃん。
そんな勘違いから始まった今回なんですが、勘違いだからこそ、この部屋を見つけられたと言っても過言ではありません。なので本日は、なんとかして魅力を伝えたいと思います。
新大阪駅まで電車1本
まずは交通網のお話から。
実はこの『城北公園通駅』は、2019年のおおさか東線(新大阪〜奈良方面)全線開通に伴い開業した比較的新しい駅です。これにより、バスが主流だったこの辺りのアクセスが格段に向上しました。
ちなみに、同沿線の主要駅『新大阪駅』まで約8分。出張や旅行など新幹線を使う機会の多い方は、狙い目のエリアなのです。
蕪村ゆかりの下町
駅近郊の都島区毛馬町は、なにを隠そう与謝野蕪村(よさのぶそん)出生の地。松尾芭蕉や小林一茶と並び「江戸の三代俳人」と呼ばれた一人で、画家としても才を発揮したまさに巨匠です。
街には蕪村にちなんだ展示品やスポットが多々あり、駅前の蕪村通り商店街(大東商店街)では、”蕪村ギャラリー”や”ぶそん市”、夏には”蕪村踊り”で練り歩く企画なんかもありました。底なしの蕪村愛。
与謝野蕪村/都島区ゆかりの人物
ぶそん市HP/「b」PROJECT
ちょっと蕪村に偏りすぎているという点を除けば、周辺は至って暮らしやすい下町です。商店や個店が点在し、駅周辺にはスーパーが3つも揃っています。
写真は「PATISSERIE MIYOSHI(パティスリー ミヨシ)」。きめ細かいクリームが絶品の城北ロールや定番のバスクチーズケーキなど、クオリティの高い洋菓子が味わえるパティスリーです。
なんでもない日のちょっとしたご褒美はもちろん、誕生日や記念日のホールケーキなど地域の人々に愛されるお店の味は、阪急百貨店の通販でも一部商品が取り扱われているほど。
シンプル綺麗なワンルーム
マンションは1983年築のRC造5階建て。2階の一室にお邪魔すると、フレッシュな室内が待ち受けていました。
モルタルの土間には、パカリと音がしそうなシューズボックスを完備。頭上に灯るライトは、暖かみのある明かりであなたを出迎えてくれるでしょう。
玄関からチラリしていたキッチンを追うと、約14帖のワンルームが登場。長方形をした居室スペースは、南と西の二面採光により柔らかな調光が保たれています。
キッチンはガス2口が縦に並ぶ配置。収納もなにもないシンプルなステンレスキッチンですが、その無機質な存在ゆえに生活感を感じさせることはありません。
では、水回りが並ぶ間仕切りの向こう側へ。
まずは、仲良く身を寄せ合う洗面台と洗濯パン。唯一のアイデンティティである鏡のデザインがポイントです。
そんな洗面台の向かいには、大振りな棚がセッティングされていました。洗剤や柔軟剤、タオルのストックなど一通り並べられるのは嬉しい限り。
バスルームも清潔感のある高年式タイプ。浴室乾燥機が完備され、梅雨時期でも洗濯物はパリッと乾くはず。
ちなみに、水回りは2022年3月にリノベーション済みなので、トイレの清潔感や機能性も想像通りのソレです。
では、後半戦。収納事情とバルコニーをご紹介いたします。
ロールカーテンに隠れた収納は、やや簡易的ではあるものの使い勝手は上々。ハンガーポールはもちろん、高さが調節できる棚なんて頼もしい奥行きを感じます。
バルコニーの日当りは申し分なし。この所在階だと気になりがちな車や人通りも、バンバンあるというほどではありません。
目の前が鉄工所のため昼間は作業音が懸念されますが、日中はお仕事へ出ているといった方なら気になることもないでしょう。こちらは内覧時にご確認を。
では、おさらい。都島区大東町より登場した37㎡のワンルームは、JRおおさか東線『城北公園通駅』徒歩5分。新大阪まで電車1本という隠れた穴場です。
諸費用は、礼金10万円の月額7.4万円。
馴染みのないエリアかもしれませんが、JR沿線で広くて手頃なワンルームをお探しの方は検討の価値がある一室。お問い合わせは渋井不動産まで、お気軽に。
【良かった点】
◎駅近、新大阪まで電車1本
◎フルリノベーション済み
◎広さ・内装に対し手頃な賃料
【気になった点】
△周辺の人通り、車通り
△梅田・難波など主要部へのアクセス