歴史ある法円坂
こちらは、中央区法円坂にある「難波宮(なにわのみや)跡公園」です。グーグルマップによると、”数百年前の難波宮が発掘されたことで有名な広大な緑地”とのこと。
しかし、多くの方はこう思うでしょう。そもそも難波宮ってなんなん?と。どの界隈で有名な宮なん?と。
グーグルさん的にも、難波宮を知っている前提で話を進めてますからね。「なんばぐう」なんて読んでた人とか置いてけぼりですから。というわけで、下記に難波宮の概要をまとめました。
645年〜793年頃までの約150年間の皇都。天皇の住まい、政治、儀式の場をはっきりした構造は難波宮が最初であり後の宮にも採用された。また、この宮から日本という国号、元号の使用が始まったとされる。
難波宮/Wikipedia
なんなん?なんて言ったのが恥ずかしいくらい歴史のある宮でした。天皇側から「なんなん?」って言われちゃいます。
写真は復元された大極殿基壇で、国家的な大礼など重要な儀式の場で天皇が座す場所。この復元想定を担った大林組のHP:難波宮(後期)の復元を読むと、当時の壮大なスケールが改めて実感できました。
物件概要
・物件名称:法円坂ハイツ
・築年月:昭和55年10月
・所在地:大阪市中央区法円坂一丁目4-19
・構 造:RC造9階建
・施 主:ナニワ医科工業
・施 工:フジタ工業
・管 理:法円坂ハイツ管理組合
・最寄駅:谷町線・中央線「谷町四丁目駅」徒歩9分
物件1階にあるダイナー「ASAKARA GOOD STORE」では、1人1,500円以上(小学生以下は1人500円)のテイクアウト注文でピクニックセットの貸出しが可能。(要予約)
有機野菜やフルーツなどを使用したメニューを持ち寄って、目の前の難波宮にて手軽にピクニックが楽しめます。ちなみに北側の中央大通りを渡ると大阪城もすぐで、春には満開の桜並木が壮観です。
お店の内装はもちろん、食器はイギリスやフランスのアンティーク品を使用するこだわり。ぜひイートインもご利用ください。当時の歴史的シーンが描写された美しいお皿は、味覚だけでなく視覚も刺激されるでしょう。
ASAKARA GOOD STOREのHP/Instagram
では、お部屋を見ていきましょう。8階の角部屋にあたる77㎡の3SLDKは、ゆとりある広さと部屋数が備わった一室。
玄関を開けると、令和3年12月にリノベーションされたばかりの室内が現れました。一段上がった廊下には、4人分のスリッパを並べてもこの余裕ぶり。我々は今、77㎡のゆとりをまじまじと見せつけられています。
玄関入って右手には6.5帖の洋室。クローゼットもしっかり設けられ、西向きの窓からは日の光が差し込みます。
他の洋室より気持ち少し広いため、こちらはご夫婦の寝室にいかがでしょう。ダブルベッドを置けるゆとりも十分。
そんな洋室のお向かいは、高年式のトイレがスタンバイ。張り替えられたばかりのクロスたちが、真新しい空間に仕上げています。機能面に関しても申し分ありません。
浴室は少し年季を感じるかもしれません。現状は追い焚きなどの機能もナシ。
壁や床、照明などの細かい部分は既に取替えられているので、リノベーションありきで物件を探していた方は、当初の内装費用をグレードアップした設備に充てるなんてことも叶います。
壁紙はおまかせします
メインのLDKは15帖の長方形タイプ。手前と奥にシーリングもついていますので、リビング・ダイニングは照明でセパレートできる上級者テクニックも。
なお、お察しの通り左手のアクセントクロスは若干のクセを感じます。こちらも半年前に張替えられたばかりであるものの、「そんなの関係ねえ」と突破できるのが売買物件と小島よしおの良いところかと。
キッチンはガス3口に魚焼きグリル付き。収納も非常に豊富で、頼もしさしか感じません。
続いて紹介するのは、リビングに面する3つの扉。右手から、ウォークインクローゼット・6帖和室・6洋室です。ここでは収納と和室をピックしておきましょう。
こちらは2帖ほどのウォークインクローゼット。棚は高さ調整が可能で、鞄などの小物から食品や日用品のストックまで並べられます。
衣類を収めておきたい方は、ハンガーポールやワードローブをDIYするのもアリ。
居室のラストは和室。書斎や勉強部屋にすると、シャンと背筋が伸びそうなお部屋です。
先の洋室と同じく、日当たりは西向き。隣接する洋室は南向きの採光面があり、全室を通してしっかりと日当たりが望めます。各室エアコンも取り付けられますので、夏場もご安心ください。
そして、そんな全室の日当たりをひとつなぎにしているのが、
この引き回しバルコニー。室内のフレッシュさに反し、ここはレトロな緑色が敷かれています。角も曲がってみましょう。
すると、長い長い奥行きを見せつけられました。中森明菜の声量なら端まで声が届かないほどの奥行きです。
左手奥の木々たちは難波宮のもの。難波宮の歴史を知ったあとにこの眺望を見ると、とてつもないパワーを感じられるのではないでしょうか。
ローンシュミレーション
そんな難波宮が望める立地より登場した一室は、大阪メトロ中央線・谷町線『谷町四丁目駅』徒歩9分。『森ノ宮駅』も徒歩圏内で、2駅3路線のアクセスが叶います。
市内では希少な77㎡の3SLDKというゆとりを確保し、価格は3,280万円。金利0.475%・頭金なしの元利均等返済35年ローンを組んだと仮定すると、管理費・修繕積立金込みで月々10.7万円ちょい。
都心部ならではの利便性と、難波宮や大阪城すぐという緑に囲まれた立地は、市内でファミリー物件を探していた方へぜひともお勧めしたい一室。お問い合わせは、渋井不動産まで。
【良かった点】
◎2駅3路線のアクセス
◎難波宮・大阪城すぐの環境、眺望
◎全室通して日当たり良好
◎広さ・間取りに対してお手頃な価格
【気になった点】
△お風呂の年季
△少々クセを感じるアクセントクロス