ごきげんよう、渋井不動産だ。
本日訪れたのは谷町6丁目駅より徒歩2分少々のとある分譲マンション。SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)の堅牢な建物、奥に見える吊橋ライクな渡り廊下がカッコいい。
このマンションの最上階である14階から「クセの強い」一室が現れたと聞き、早速参上した次第である。
わぁああぁーー!ワープするーーー!!
部屋の一面の壁が「集中線」ビンビンの洋室が4帖。目がチカチカして落ち着く暇もない。集中線に合わしてカーペットまでオレンジ(not SMAP)。
目がチカチカして気づくのに7秒かかったが、奥にオープンラックが備え付けられている。心が強い方はこのスペースを寝室にしていただいても結構だが、私なら衣裳部屋にする。
なんとお風呂もワープゾーンだった。
浴槽から発せられる怪しい光。
浸かってみると腰辺りからジェットが噴射されるジャグジーが装備、その時々の気分によって会場のムードを変更できるLED付き。
単純に豪華な設備。しかし先ほどの部屋を見た後だからか、素直に喜べない私がいる。
FUTOOO!!!
の部屋を期待して室内に入ってみるものの、そんなことはなかった。
部屋一面に敷かれたタイルカーペットがアイボリー。
今から張替えが行われるのだろうか。一枚めくったところに顔を出すコンクリートがクール。
いっその事コンクリートにコーティングだけしてくれればいいのに。
リビングに隣接されたシステムキッチンが、この部屋で唯一まともな設備に感じる。
フィッシュグリル付きのガスコンロは3口。キッチンスペースは白いタイルが敷かれ清潔な印象。大口のシンクも相まって、お料理好きなアナタも納得の設備である。
そしてコチラにも謎の設備が。
スイッチから直結されたE.T.感溢れる照明。しかもぐにゃぐにゃと曲がるタイプだから、当てたいところに光が届かないという欠点付き。
しかしなんとも愛らしいフォルムで憎めないガジェットである。
そして女性が喜ぶドレッサーとBOY MEETS GIRL。
白色の照明を6発搭載したプロ仕様のモノだが、ヘヤの中の位置を説明するのが大変だから、最後に載せている間取り図で探して欲しい。
デッドスペースを有効活用したナイス設備だ。
とまぁココまでクセの強いガジェットをよく揃えたものだな関心してしまうレベルの一室。
ワープできるし、ジェットで飛べるし、タイルカーペットは(一部)剥がれているし。
ココで部屋の紹介を終わらせてしまうと「誰が住むねん」と言われそうだから、最後にこの部屋の底力をお伝えしよう。
目の前にそびえるマストタワー安堂寺に負けない、クセの強い一室から中央区を一望。
あまりにも個性が際立ちすぎて紹介するか悩んだが、立地の良さと眺望、そして広いバルコニーに軍配が上がり、今回筆をとった次第である。
マンション自体も大型分譲マンションでセキュリティも高し。
「ココの内装ドンピシャです!」
そんな奇跡を期待して、本日は筆を置きます。
以上。