先日、ひょんなことから東京出張へ行く機会があったのですが、疑り深い皆様においては、「本当に行ったの?」「どうせこの写真もフリー素材でしょ?」なんて思った方もいたかもしれません。事実、言われました。他でもない弊社のスタッフに言われました。
※ひょんなこと:【お知らせ】東京・渋谷にも屋外広告を開始。
しかし取材班は、そんなこと先に予想しております。渋谷での広告撮影のほかに「東京へ来た証明にもなる話題の物件」も取材するべく、行きの新幹線では乗り物酔いにダウンする上司(オザワさん)を尻目に、ひたすら物件をディグ。
絶賛開発中エリア
そして、たどり着いたのがこの『勝(かち)どき駅』です。この地名を全く聞き慣れない方が大半でしょうから、まずは立地から説明します。
中央の赤い四角が勝どき駅。地図で見ると、いくつかの島が集まったような地形になっていることが分かります。この「勝どき」「月島」「晴海(はるみ)」が集まったエリアが、今回の目的地です。
所在地は東京都中央区。銀座というブランド区画を構える中央区は、東京23区内において近年最も地価上昇率が高いエリアなのだとか。
※参考:【2022年】公示地価・東京23区上昇エリア(TIMES)
実際に勝どき駅から周辺を歩いてみると、えげつないくらいのタワーマンションが建っていました。右を見ても左を見てもタワーマンションです。
そのうえ絶賛建設中のタワマンや、これからスクラップ&ビルドされるであろう建物も多数。「どうせ舞洲のような埋立地でしょ」なんてタカを括っていた取材班は、正直ド肝を抜かれます。
テンションが上がりすぎた上司による「日照権どうなっとんねん!」などと渾身のツッコミも炸裂。もちろんここは東京なので、無視して乗り切りました。
ではなぜ、このエリアが絶賛開発されているのでしょうか。それは、この立地の良さも大きな理由です。
先述の通り人工島であるこのエリアは、北側の橋を渡ると築地をはじめ、銀座・有楽町などの都内中心部へ辿り着きます。反対の南側には、ららぽーとなどがある豊洲(とよす)やレインボーブリッジが架かるお台場などに続き、都内中心部の利便性がガッツリ享受できる位置なのです。
また、勝どき駅の『都営地下鉄大江戸線』は、新宿や六本木も電車1本。片道1時間〜1時間半の通勤時間も珍しくない都内において、概ね電車30分ほどで通勤が叶う立地は大きな魅力ではないでしょうか。
では、ここからが本題。今回、ここへやってきた最大の目的をご紹介いたします。
HARUMI FLAG
銀座駅から約2.5km、東京駅から約3.3km。都心へのアクセスに優れた場所に位置しながら、三方を海に囲まれ、東京湾の眺望を満喫することができる恵まれた住環境。
HARUMI FLAGは、晴海五丁目西地区第一種市街地再開発事業によって誕生する都市開発プロジェクト。
約18haの広大な敷地に、東京都によって整備されるマルチモビリティステーションや二つの公園、中央区により新設される小学校など、官民連携を活かした新しい施設がHARUMI FLAGに隣接して誕生。住宅だけでなく、交通・商業・公園・学校・保育など、暮らしに必要なものが揃う、まさにALL IN TOWNです。
3つの分譲街区を合わせると4145戸という規模。最多供給面積も85㎡と、都市生活の新たなフラッグシップとなる街づくりです。(公式HPより)
端的に言うと、2021年に行われた東京オリンピック・パラリンピック選手村跡地を改修して分譲・賃貸される新築マンションなのです。
5つの住宅エリアと商業施設から成る広大なマンションは、4,145戸もの分譲区画を有します。敷地内には商業施設や公園はもちろん、小学校・中学校まで整備。さすが「ゼロからつくる街」を掲げるだけあり、相当な気合の入れようです。
分譲区画は全て60㎡以上で、コアな販売価格は6000万円台。周辺マンションの同一価格帯に比べると部屋の広さはひと回りほど広く、都心6区の平均専有面積より20㎡以上広いプランは大きなセールスポイントです。また、レインボーブリッジや東京ベイビューなど、棟によって異なる眺望も魅力でございます。
広さと価格の例を挙げると、例えば東京の街並みが望めるサンヴィレッジのB棟・高層階、75㎡の3SLDKで価格は6,500万円前後。これは、大阪市内の新築マンションの価格に比べてもかなりお手頃かと思われます。
ちなみに、最寄り駅の『勝どき駅』は徒歩20分ほど。大きなネックであるこのアクセス面に関しては、専用走行路やハイグレードな停留所を用いた「東京BRT(バス高速輸送システム)」により、一般の路線バスより優れた定時性・速達性・輸送力を目指します。
朝5時〜24時まで運行予定の東京BRTに加え、敷地内には約400のコミュニティサイクルポートやカーシェアリングを設置予定。最寄り駅だけでなく、休日のお買い物やお出かけなども叶う交通網ですね。
なお、分譲こそ開始されているものの、引き渡しは2年後の2024年春。現在は絶賛工事中ではありますが、すでに壮大なスケールを醸し出しています。
そもそもここが東京五輪の選手村だったことを考えると、かなり感慨深いものがあります。現地でオリンピックボランティアに参加していたおじさんにも絡まれ、ますますここが選手方の拠点だったんだなあと実感しました。なお、おじさんの話はほとんど覚えていません。
いかがでしたでしょうか。取材班の東京出張を肌で感じていただけましたでしょうか。
もしも東京へ行く機会があれば、銀ブラついでに勝どきへ赴き、月島でもんじゃを嗜み、HARUMI FLAGをブラリするなんていいかもしれません。
では最後に、倍率111倍を叩き出したHARUMI FRAGの最上階区画(100㎡超えの4SSLDK)の間取り図を載せておきます。ご参考までにどうぞ。
以上、渋井不動産でした。