新町に隠れた2LDK
やってきたのは新町四丁目。この辺りの特徴を一言で表すなら、ずばり用が無いと来ないエリアです。大体の場所が当てはまるやん、というツッコミは控えてください。そんなの承知の助です。
街並みでいうと堀江四丁目も同じような住宅街なのですが、高速の出入り口がある新町四丁目は会社や車通りが多い印象。この件に関しては、片道4車線ある写真をご覧いただければ一目瞭然でしょう。
また、大通り沿いには飲食店もチラリホラリ。帰りがけに一杯引っ掛ける立ち飲み屋、家族で行ける焼肉屋、引くくらい並んでるカドヤ食堂など様々なお店が揃います。
そんな地よりご紹介するのは、SRC造の分譲賃貸。清掃が行き届いた共用部にはオートロックやエレベーター、宅配ボックスまで揃い、とても20年を超える築年数とは思えぬほど若々しい外観です。
ポジションは9階の角部屋。玄関ドアは粒ひとつないあずき色をしています。
リフォーム済みです
室内にお邪魔して驚きました。玄関からデザイン全開。それは、どこまでも続くツルツルした床や、向こう側がまる見えているガラス戸から感じていただけるでしょうか。
そして土間にはシューズクローゼットも備え付け。これほどのゆとりがあれば、ゴルフバックなどの大きな荷物も置けますね。
スノーやサーフなど、あらゆるボードも立て掛け放題。立て掛けるモノが無い場合は、隣の竹垣に立て掛けたかった竹でも立て掛けていただければ幸いです。
廊下の両サイドには2つの洋室を配置。北側にある6帖洋室は、オープンクローゼットやラックなど充実した収納力が特徴です。
床なんて土間よりも光り輝いてますから。新町広しと言えど、洋室の床が黒のフロアタイルなんて部屋はそうそう見つかりません。
打って変わって、4.5帖の洋室は冷え性女子にも優しいカーペット敷き。成長痛で苦しむお子様も労ってやれますので、子供部屋にもピッタリかもしれません。
乱高下する振り幅
では、廊下にだだ漏れていたリビングへ。
なにがだだ漏れって、この仕上がり具合ですよね。
無垢材が敷かれた20.5帖のLDKは、中央のステンレスキッチンが無骨で素敵。奥ではコンクリートの壁と床がアクセントを効かせており、たとえ長机とパイプ椅子を置いたとてサマになってしまう空間です。
こちらはキッチンお隣の水回り。恐らく取り外されたであろう鏡が気になりますが、この部屋にしてこの洗面台アリ、という洒落こんだパウダールームはさすがです。
しかしながら、バスルームは両手でひねる蛇口というらしくない仕様。とは言っても、追い焚きはついています。
そしてもうひとつらしくないのは、トイレにウォシュレットが無いということ。恐らくこの部屋をお気に召す方は、十中八九お尻を洗うタイプなのですよ。なんなら幼少期から習慣付いてるでしょうに。
けれども”可愛い子には旅をさせよ”なんて格言があるように、己の尻にもある程度の厳しさは必要だと思うのです。必要ないという方は自身でウォシュレットをつけてもらえれば解決するので、この話はここで終わらせていただきます。
では、ウィークポイントをさらけ出したところで、ここからは魅力全開でお伝えしていきましょう。
さすがは和室をぶち抜いただけあり、20帖を超えるLDKは開放感があっていいですね。部屋全体を見渡せる対面キッチンも家族との会話が増えるきっかけになりそうです。
そんなキッチンはガス3口に魚焼きグリル、さらには食洗機付きのムテキッチンです。
大きな窓からはしっかりと採光も入るので、ぜひともこの窓際にダイニングテーブルを置きたいところ。
バルコニーでは昼間でも僅かに日差しが差していました。西から北へ引き回しタイプのため、日差しは午後からが本番。日が傾き始めた頃には、部屋の中まで西日が届くのではないかと思われます。
では、おさらい。西区新町四丁目から登場した67㎡の2LDKは、大阪メトロ千日前線・長堀鶴見緑地線『西長堀駅』・中央線『阿波座駅』徒歩5分ほど。2駅3路線の好立地です。
諸費用は、礼金2ヶ月の月額16.5万円。
なかなかお手頃とは言えない賃料帯ですが、住みよい新町エリアでこれほど仕上がった一室はなかなか出ません。少しでも気になった方、ぜひ一度ご内覧を。お問い合わせは渋井不動産まで。
【良かった点】
◎徒歩5分圏内に2駅3路線の好立地
◎管理が行き届いた分譲賃貸
◎高層階角部屋
◎ふたつと無い仕上がった内装
【気になった点】
△賃料に対する設備面