難波の落ち着いた側
「なんば」と聞いて思い浮かぶのは、道頓堀のグリコ、かに道楽、ひっかけ橋(戎橋・えびすばし)など。ミナミ特有のガチャガチャ感が先行するかと思います。
そもそもこの”ミナミ”は、芝居小屋や遊郭が集まる「南地(なんち)五花街」が起源と言われ、天下の台所である船場周辺の商人の遊び場でした。現在でいうなんばグランド花月や松竹座といった劇場や、宗右衛門町などの歓楽街はその名残なのでしょう。
また、諸藩の蔵屋敷が立ち並んだ中之島・堂島から武家の客がやってくるキタに対し、ミナミは職人などの町人衆で賑わった所謂”大衆の街“。高級クラブや料亭が多いキタ・若者文化やB級グルメが楽しめるミナミと、当時の街の特色もまた現代に引き継がれているようです。
※参照:大阪の繁華街「キタ」「ミナミ」とは?/nippon.com
大阪の「ミナミ」ってどこにあるの?/ぶらっとなんば
本日紹介するのは、そんな大衆の街”ミナミ”にほど近い一室。大阪メトロ各線『なんば駅』徒歩5分ほどのデザイナーズマンションです。
といっても、冒頭のようにガチャガチャとした賑やかしさは皆無で、オフィスビルや高層マンションが立ち並ぶ湊町エリアに位置します。高速バスが出るOCATやJR難波駅、湊町リバープレイス(なんばHatch)を訪れた方なら、なんとなく街並みが思い浮かぶでしょうか。
ですが結局のところ、百聞は一見にしかず。難波に落ち着いた場所があるの?なんて初っ端で引っかかっている方は、きっとまだ道頓堀に取り残されているかもしれません。引っかかるのは戎橋だけで十分です。
というわけで、街並みをご覧いただきましょう。目の前には公園やスーパー、新聞社などのオフィスビルが並び、空の色さえもこの落ち着きよう。決して曇っている訳ではなく、落ち着いているんです。
それでいて徒歩5分で難波の中心部に辿り着けるのですから、住環境と利便性を重視している方にとってはこの上ない立地でしょう。
なにより、本日の物件はこの湊町エリアでも1・2を争うほど、落ち着いた住環境がありありと実感できるお部屋です。
視覚的に。
南向きの大きな窓から見えるのは、先述の落ち着いた街並み。朝起きてカーテンを開ける時も、帰宅してカーテンを閉める時も、そこには落ち着き払った街の風景が広がります。
開放感おばけのワンルーム
室内は約17帖のワンルーム。デザイナーズ然とした白床に開放感おばけの採光面は、生活感を削ぎ落とした無機質な空間です。
デスクを置くだけでサマになる内装は事務所利用も可能なので、この好立地を活かさない手はありません。
キッチンはガスコンロが縦に2口。パスタを茹でながらペペロンをチーノするのに最適な並びですね。
水回りも開放感の名のもとに纏められていました。あの出で立ちで浴室乾燥や浴室暖房がついているのですが、必要性についてはノーコメントを貫かせてください。
また、白いフロアタイルには床暖房が搭載されており、”暖める”ことに関しての熱の入れようが伺えます。
方眼紙のような空間に生えたトイレと洗面台。X・Y・Z軸が狂うソワソワ感こそあれど、ウォシュレットや棚が備え付けられ使い勝手は問題ありません。
風呂は今まさに出港しそうな勢い。開放感という大海原に繰り出したい気持ちも分かりますが、お向かいはビルのためイカリは下ろしたままでお願いします。
例えブラインドなどで景色が望めなくとも、これほど大きな採光面ならしっかり調光がとれた状態でバスタイムをお楽しみいただけるでしょう。
では、おさらい。浪速区元町より登場した35㎡のワンルームは、『JR難波駅』徒歩2分。アクセスの要である大阪メトロ御堂筋線・四つ橋線・千日前線『なんば駅』も徒歩5分ほどとこの上ないグッドリッチです。
諸費用は、敷礼ゼロの月額12.7万円。そして事務所利用も可能。
住環境と利便性が享受できるデザイナーズが敷礼ゼロで登場しました。お問い合わせは、渋井不動産まで。
【良かった点】
◎抜群のアクセス、利便性
◎南向きの大きな採光面
◎事務所利用可能
◎敷礼ゼロ
【気になった点】
△デザイナーズならではの高賃料
△賃料に対して物足りない設備面