福島区のルーバル
やってきたのは、福島区最大の交差点。地上では新なにわ筋・北港通・曽根崎通がぶつかり合い、地下では『野田駅』『野田阪神駅』『海老江駅』の三つ巴でございます。
光源氏も匙を投げるほどの交わり具合ですが、裏を返せば、それだけアクセスが発達しているということ。光源氏・紫式部・清少納言を押さえておけば平安時代を乗り切れるように、阪神線・大阪メトロ・JR線の3路線があればどこへだって行けます。
本日ご紹介するのは、そんなエリアより登場したルーバル付きメゾネット。ご覧の交差点から10分ほど歩くので、車通りもいい具合に落ち着いた場所です。
2コマ目にして玄関に辿り着きました。まるで平安時代から江戸時代までタイムスリップしたような飛びようですね。
マンションはオートロック・エレベーター完備。最上階角部屋の玄関を開けると、築20年らしい室内が現れました。
本日は電気が点かなかったので、水回りは洗面台のみご紹介します。といっても、このビジュアルを見れば各設備の年代感は伝わるでしょう。
蛇口が伸びる洗面台やウォシュレット付きのトイレは、薄っすいピンク色が特徴。特筆点のない浴室は白一色でした。
紛うことなきメゾネット
7帖DKの真ん中にそびえ立つ階段により、ダイニングの上部はスコンと抜けた天井高が味わえます。上下階に分かれた間取りは、紛うことなきメゾネット。
天高があるため帖数以上の広さが感じられると言いたいところですが、階段の存在感が強すぎるゆえに、体感はしっかり7帖。IH2口のキッチンもちょうど良いスペック。
外で待ちうける開放感
そんなダイニングの代わりに、下階の開放感を一身に引き受けてくれたのがこのルーフバルコニー。目の前こそ見事にマンションでブロックされているものの、隙間からは淀川もチラリしていました。
そしてなによりも、上部は限界知らずの青空天井です。迫りくる大きな柱と青空のコントラストなんて、親しみのある海遊館カラーじゃないですか。
北西向きの日当たりは十分。ガーデニングやカフェテーブルなんかを広げられるゆとりも十二分にございます。
室内に戻って再びダイニングへ。インテリアの配置は、階段下のデッドスペース活用がカギになりそうですね。机や本棚、収納など様々な用途に活かしましょう。
では、滑らかに曲折する階段へ。
北と南の二面バルコニー
上階には9帖洋室がスタンバイ。ここの広さがしっかり確保されていると、ダイニングは階段の着地点として割り切れんこともありません。
収納も上階にまとめてどうぞ。一人暮らしであれば豊富な容量でしょうし、二人暮らしの場合でもチェストやラックを追加するゆとりがございます。
エアコンだって上下階に完備。38㎡の部屋にエアコンが二台設置されているなんて、十字を切って感謝しても足りないくらいです。
そしてなにより、上階は南東向きの採光面で潤沢な自然光も魅力。そんな魅力を肌で感じたいという方は、
こちらの屋根付きバルコニーへどうぞ。
そう、当物件は北と南の二面バルコニーなのです。サイズこそこじんまりとしていますが、下階にはない眺望のヌケ感が感じられます。
遠くまでひらけた視界。奥の高架には阪神電車が走り、耳をそば立てると僅かに聞こえる走行音。
私がこの物件に住むなら、南側のルーバルに少し良い椅子を置いて、読書をしたり珈琲を飲んだりするでしょうか。夜風に当たりながら晩酌するなんていうのも、大人を満喫しているようで何だか乙です。
お家時間を充実させるなら、二面のルーバルがついた当物件はいかがですか。『野田駅』『野田阪神駅』『海老江駅』いずれも徒歩10分圏内で、各方面へのアクセスも楽々。
諸費用は、礼金15万円の月額8.2万円。
ルーバルといえば、1・2を争う人気条件。少しでもピンときた方は、とにかくお早めにご内覧を。お問い合わせは渋井不動産まで。
【良かった点】
◎3路線のアクセス
◎南と北の二面ルーバル
◎最上階角部屋メゾネット
【気になった点】
△駅までの距離
△やや年季を感じる水回り