歴史的建築
大阪市内には数多くのヴィンテージビルヂングが、今もなおその風格を保ちながら存在しております。100年近く、もしくはそれ以上の時間が作り上げた空間は、建物内に一歩足を踏み入れるだけで心地よい緊張感を味わうことができます。
渋井不動産がかつて入居していた石原ビルディングもそのひとつでしたが、2022年3月現在、再開発のため取り壊されております。仕方の無いことかもしれませんが、時間の経過とともにどんどん数が減っているのが現状です。
豪華な装飾
ヴィンテージビルヂングの魅力のひとつは、新築ビルにはない独特の装飾・構造で、建設当時にとてつもない予算で建てられたという豪華さを感じさせてくれるところでしょう。
階段廊下窓に施されたステンドグラスは、目を向けるたびにその細工の芸に心を奪われます。美術館を歩いているような、そんな気持ちになれるのもヴィンテージビルヂングならでは。
当ビルのデメリットをお伝えすると、エレベーターが無いことです。それも仕方のないことですが、実はこのビルは戦前に建てられ、もともとは個人邸宅でした。戦後にGHQから返還され、テナントビルへと転用し今の形になった歴史的背景があります。
そして、ご紹介するのは3階。毎日階段で上り下りすることはご承知のうえで内覧いただきたいですが、メリットとしては先の階段廊下の装飾を楽しめるというところでしょうか。
さて、それでは室内です。
ほぼ正方形に近い8坪の空間。以前は倉庫兼資料室だったため、内装工事などはほとんど行われておりません。ちなみに、工事については要相談。できるかどうかはわかりませんが、天井を抜いたり床をめくってみたりなど、躯体そのもののポテンシャルを引き出すだけで仕上がりそうです。
そして、床のカーペットをめくるとご覧のクッションフロアです。
粘着シールの跡が残って少しベタベタしますが、キレイにできればビルの雰囲気と相性が良さそうです。
また、「どんな床にしたらええ感じになるのか分からない」という方は、渋井不動産まで一度ご相談くださいませ。
北浜駅まで徒歩1分のヴィンテージビルヂング、これまでいろいろな物件を見ていたがどうもしっくりこない。そんな方は恐らくこんな歴史的建築物がお好きなのでは。
ヴィンテージビルヂングの賃料は相場よりやや高いですが、大阪中を探してもほとんど空室が出ないのは、こういった経年でしか出せない味が美味しすぎてたまらないのでしょう。このチャンスに、いかがでしょうか。
お問い合わせは、渋井不動産まで。
【良かった点】
◎経年でしか出せない味
◎他では見られない装飾
【気になった点】
△階段3階