屋根裏部屋が欲しい
「新町に屋根裏部屋付き2DKが出た」
そう聞きつけ馳せ参じたのですが、さっそく階段5階の洗礼を受けています。近ごろ週2のペースで階段物件に当たっている私から言わせてもらうと、階段5階はガチ。ガチのマジ。どちらも本気って書き表したい。
3階くらいまでは「余裕じゃん」なんて言えるんです。問題は4階。4階の折返しっす。太ももが震え出し、肺なんてヒューヒューだよ。桃の天然水かよ。
なんて大袈裟に言っていると、あっさり部屋に到着しました。お部屋はRC造マンションの最上階、ワンフロア2戸の片側です。
「楽じゃ無いけど、なんとかなる」なんて、階段5階はなんだか人生と似てますね。やだ、また大袈裟に言っちゃった。
なんてことない普通の築古
室内は48㎡の2DK。LDKと寝室が部屋の両端に配置された振り分けタイプで、何の変哲もない築古部屋といった印象です。
写真左手にはトイレと水回りを配置。ひとまず、気になる浴室をピックしておきましょう。
各設備も印象に違わぬレトロ感。浴室やトイレに特筆すべき機能はありませんが、洗面台は蛇口が伸びるシャンドレを採用しています。
部屋の北側には5帖の洋室。寝室にするも良し、仕事部屋にするも良しの独立部屋です。
カーペット敷きの床は好みが分かれるものの、クッション性や防音性が期待できるという特徴も。
打って変わって、南側にはDK8帖と和室6帖が隣接。2部屋を繋げると、14帖のLDKとして広々お使いいただけます。
キッチンは初代ファミコン色をしたレトロなビジュアル。コンロは自主設置タイプでした。
どちらかといえば敬遠されがちな和室ですが、ラグを敷いて長足のダイニングテーブルを置いたり、ドライフラワーやペンダントライトを吊るしたり「和室のレトロ感を楽しむ」レイアウトなんかも増えています。
※参考:「和室 インテリア」の検索結果
畳の調湿作用で夏はサラリと過ごせますし、冬は断熱性や保温性により暖かく過ごせるという機能も鑑みれば、敬遠するなんて勿体ないかもしれません。
ご注意ください
ここで1点、前もってお伝えせねばならないことがあります。
それは「ニオイ」です。というのも、ご近所にある飲食店のニオイが、なかなか強烈だったのです。もし私がここに住むなら、外で洗濯物を干すのは厳しいかもしれません。
と言っても感じ方は人それぞれですし、なにより好き嫌いもあるでしょう。この香りならご飯3杯はいけるぜ、という方なら、まずは白飯片手にご内覧をお勧めいたします。
では、お待ちかねの本題へ。
天井をパカリすると、格納された階段が現れました。お察しの通りまあまあ重いので、箸より重いものを持ったことが無い方は慎重に上げ下ろししてくださいませ。
たどり着いた屋根裏部屋
と、まあ下ではつべこべ言ってたんですが、どうですかこの屋根裏部屋。イケてるやん。渋いやん。素敵やん。
築古レトロな生活スペースとは別世界の屋根裏部屋。広さは目測で20帖ほどでしょうか。床もコンクリとくれば、部屋というより倉庫のような空間です。
衣装部屋はもちろん、アトリエや撮影スペースなど様々な可能性を秘める当屋根裏部屋。
エアコンがないため夏をどう乗り切るかが課題ですが、令和ともなれば何かしら文明の利器があるはずです。せん?ぷうき?とか。
トップの部分は高さもしっかりあります。三角屋根なので端に行くほど屋根が迫ってきますが、屋根裏スペースの大部分はしゃがまずに歩き回れるでしょう。
端っこの天井高をお伝えしつつ、おさらいに移ります。西区新町二丁目より登場した48㎡の2DKは、大阪メトロ長堀鶴見緑地線『西大橋駅』徒歩3分。四つ橋線や千日前線も徒歩5分圏内のグッドリッチです。
諸費用は、礼金1ヶ月の月額8.8万円。
決してお手頃な賃料ではありませんが、無限大の可能性を秘めた屋根裏部屋を考えると希少価値は抜群。お問い合わせは渋井不動産まで、お気軽に。
【良かった点】
◎徒歩5分圏内に3路線のアクセス
◎2つとない屋根裏部屋付き
【気になった点】
△階段5階
△ニオイ問題