西区の最上階半月部屋
やってきたのは、西区京町堀二丁目。ITC靭テニスセンターを有する靭公園西側に面したエリアです。
ここに住んだ暁には「休日は近所の靭公園でテニスをして(いる人々を見て)います」なんてひょうひょうと言えるようになります。東側はバラ園もあるので、「休日はバラを愛でてい(る人々を観察してい)ます」なども以下同文です。
靭公園については散々触れてきましたので、本日は公園周辺にも少し触れてみましょう。
さすが市内を代表する公園だけあり、飲食店・物販店・サロンなど様々なお店が揃います。
写真は靭公園近くのブックカフェ「喫茶去(きっさこ)」。かつおと昆布でとったこだわりの出汁に、無農薬栽培の玄米と分づき米を使用したご飯、品数の多い小鉢など体に優しい定食やスイーツが人気のお店です。
また、美術書や写真集、小説が詰まった本棚もお店のカラーが感じられ、ゆっくりと読書しながらお茶を楽しむことも。
最上階へ続く道のり
物件は築30年ちょっとのRC造4階建て。写真一枚でお分かりの通り、お部屋は階段4階でございます。
決して楽々とは言えない所在階ですが、最上階ということがあなたの膝を後押ししてくれるに違いありません。
玄関扉の横には納戸。ラックなどを置くと、シューズクローゼットとしてもお使いいただけます。
また、ゴルフバッグやアウトドア用品などもここに収めておけば持ち出しやすいですね。運び入れる際だって階段4階さえ乗り切れば、あとは玄関へダンクするだけ。
改めて玄関まわりを見渡してみましょう。土間を上がると、2つの扉が顔を突き合わせています。一方は居室、もう一方は水回りへ続く扉です。
廊下に隣接するのはパウダールーム。帰宅してすぐに洗面台へ直行できるのは、今の時代に沿った間取りではないでしょうか。三面鏡に蛇口が伸びるシャンドレタイプと、しっかり要点を押さえています。
対してバスルームは、”お湯が出る”という一点で勝負したシンプルスペック。しかしながら、築年数相当の年季を感じることはありません。
ちなみにトイレは最新仕様です。こちらは現地でご確認を。
アーチを描くリビング・ダイニング
では、メインの居室を。約20帖のリビングダイニングは、ゆるく空間が区切られた歪なカタチ。エアコンも二台備わっています。
キッチンは独立したスペースにございますので、間取りは54㎡の1Kという大胆さ。平米数だけみると二人暮らしにお勧めですが、いかんせんニッチ過ぎる間取りなので、ピンときた全ての方に見てもらいたいお部屋です。
また、間取りだけでなく、豊富な採光面やアーチを描く天井にグッとくる方も多いでしょう。
部屋の中央の天井は一段高くなっており、採光面にはめ込まれた半月型の窓がこの部屋のシンボルとして君臨していました。
一段高い天井部分は、剥き出しの打ちっぱなしコンクリート。トンネルやダムを連想させる無機質なアーチには、シーリングファンや蛍光灯がぶら下がっています。
バルコニーから外へ出ると、目の前はパークビュー。放課後になると、近隣中学校の学生たちが部活練習行っていました。
樹木という天然のフィルターがあるため、部屋の中や洗濯物が丸見えになるといった心配は無いかと思います。
写真左手に見切れているクローゼットもありますが、収納の容量は二人暮らしなら少し物足りないかもしれません。
といっても、タンスやワードローブなど大きい家具を置く広さは十分。メタルラックを配置し、服屋さんのようなディスプレイ式にするものアリです。
では、正面の扉を覗いて最後の締めに移りましょう。
扉の向こうは、噂のインディペンデンスキッチン。調理の際は「決して覗かないでください」という鶴の恩返しスタイルでどうぞ。
コンロは自主設置タイプ。調理スペースやシンクも広々としており、背面には冷蔵庫やレンジ台まで置けるゆとりがあります。
西区京町堀二丁目より登場した54㎡の1Kは、大阪メトロ千日前線・中央線『阿波座駅』徒歩6分。肥後橋や本町も徒歩圏内で、靭公園やスーパーも近い生活至便な立地です。
諸費用は、礼金1ヶ月の月額11万円。実はSOHO利用も相談可。
ニッチな間取りにアーチとデザインが効いた一室、グッときた方はぜひともご内覧を。お問い合わせは渋井不動産まで。
【良かった点】
◎アクセス良好、整った住環境
◎最上階角部屋
◎大胆な間取り、開放感のある天井
◎SOHO利用相談可
【気になった点】
△階段4階
△浴室のスペック弱め