靭公園すぐの1SR

ここは都会のオアシス・靭公園。花や緑を愛でるだけでなく、テニスの聖地としても名高いスポットであります。

空に向かって枝を広げる木々たちは、春よ遠き春よとユーミンよろしくまぶたを閉じているよう。2月上旬に立春を迎え暦上では春に突入していますが、まだまだ冬は終わる気配がありません。春眠も暁を覚える寒さ。暁にトイレ行きたくなる冷え込み。

今回は、そんな春を待ちわびる靭エリアより、春眠も吹っ飛ぶ一室が登場しました。春眠も吹っ飛ぶとは？なんて皆さまが考え始める前に、さっそくお部屋へまいりましょう。

靭公園徒歩1分の築19年SRC造マンション。打ちっぱなしコンクリートのエントランスには、オートロックや宅配ボックスが完備されております。

エレベーターで10階へ。玄関ドアの先には、部屋の奥まで一直線に伸びる動線が待っていました。

土間から廊下にかけて備え付けられた大きな棚。どう考えても持て余す気しかしませんが、読書家やコレクターにとってはコレクションを増やす口実になるでしょう。

「棚が呼んでいた」「棚が寂しいと泣いている」「棚に家族を増やしてあげたい」など、意味不明な理由で収集する未来が見えます。

さらに部屋の奥へ進むとキッチンが登場。HI2口のシンプルなカウンターキッチンです。

コンロ背面には洗濯パンがございます。肉などをフランベする際は、前後の可動域に十分ご注意ください。

窓2枚分の天井高

さて、改めてお部屋を見渡してみましょう。写真は11.5帖の居室スペースで、掃き出し窓2枚分の天井高により、圧倒的な開放感が生み出されていました。

一般的な掃き出し窓の高さは2m前後と言われていますので、必然的に当物件の天井高は4mほど。数字にすると開放感が可視化できますね。

ちなみに約4mの大きさで何があるか調べてみると、ミケランジェロのダビデ像が3.88mでした。ご内覧の際は、ひっそりとダビデのことを思い出してやってください。

ダビデを越えて外へ出ると、奥には靭公園のテニスコートが広がっています。北向きにも関わらず室内が大変明るいのは、大きな採光面とこの抜け感のおかげでしょう。

水回りは上階へ

では、後半戦の上階へまいりましょう。

弧を描く赤い手すりが部屋の差し色になり、美術館やショールームのような芸術性を感じさせます。

階段を上った先には、3帖ほどのDENと水回りを配置。収納もこちらに備わっています。

ここを就寝スペースにするのは少し広さが足りない気がしますが、ワークスペースや収納スペースなら十分に活かせそうです。

浴室は小窓付きのノーマルタイプ。少し年季を感じるかもしれませんが、クリーニング前ということを考慮していただければと思います。

洗面台は完全独立タイプ。ウォシュレットがついたトイレは下階にスタンバイしています。

では、おさらい。西区靱本町より登場した34㎡のプチメゾネットは、大阪メトロ中央線・千日前線『阿波座駅』徒歩5分。本町も徒歩10分ほどの利便性に加え、靭公園スグという恵まれた立地でございます。

諸費用は、礼金10万円の月額8.9万円。

決してお手頃な賃料帯ではありませんが、この立地でこれほど開放感のある一室はなかなか見つからないもの。お問い合わせは渋井不動産まで、お気軽にどうぞ。

【良かった点】
◎靭公園すぐ、2駅4路線のアクセス
◎開放感抜群の約4m天井高
◎明るい採光、抜け感のある眺望

【気になった点】
△賃料に対しやや物足りない広さ
△浴室の設備が弱め