※こちらは前回募集時の記事ですが、「あの伝説の部屋が空いた」という大事件のため、速報で再UPいたします。私自身、今でもたまに写真を見返すほど、忘れられない一室です。では、さっそくご覧ください。
今から紹介する物件は、軽い気持ちで読むとマジで住みたくなるのでご注意いただきたい。この場合のマジは本気と書いて読むタイプで、実際にこれを書いている私はすでに住みたくてしゃーない。
こっそりと申し込みを入れようかとも思ったが、SNSなどの各方面に先出しして匂わせてしまったため断腸の思いでご紹介する。なので、この物件を手に入れられるかどうかは私との戦いになるだろう。
桜の名所を住処に
冒頭から私情がかなり入っているが、何が良いってまず場所が良い。最寄り駅は大阪メトロ谷町線・京阪本線『天満橋駅』で徒歩6分。この天満橋駅が最寄りの”いい物件”というのは、なかなか希少なのだ。
都島区網島町という所在地も良い。大川と寝屋川の合流地点からほど近く、物件前はご覧のロケーション。並木の先には惜しまれながら閉鎖された「太閤園」があり、一帯は春になると桜の名所になる。
大通りから少し奥まった位置なので、市内でありながらのどかで落ち着いた雰囲気も魅力的だ。いけない。このままでは幾らでも魅力が語れそうなので、早々にお部屋へ向かうとしよう。
20帖の白すぎたワンルーム
写真右手の玄関から室内へ足を踏み入れると、そこには真っ白な銀世界が広がっている。こんなにピュアで純真な床が存在していいのだろうか。そんな衝撃が胸を突く。
床や壁、天井までも白く塗装された空間は、無垢材の衝立がポツリと存在感を放つ。あの四角形にはウォークインクローゼットが囲われており、この部屋の収納力を一身に担っているのだ。
キッチンもこれまたピュア渋い。人はテンションが上がると、意味不明な造語を生み出してしまうと学んだ。ピュア渋い。
コンロはガス3口に魚焼きグリル付き。火力に対してシンクのサイズはタイトであるが、少しずつ洗えばどうってことない。私はそう思った。
だってこんな景色を見ながら料理ができるんだもの。そんなこと気にならないくらいご機嫌に違いない。タオルハンガーや収納カゴなどが備わっているのもグッドなポイント。
ウォークインもチラリしておく。コの字型になっているため、もう一面棚が備わっていると考えると、かなりの収納力である。物が多い私だからこそ、一箇所に纏めて収められるというのはありがたい。
とにかく可愛い水回り
水回りはレトロで可愛いデザイン。イエローの台に乗った洗面は、襲名披露の盃を連想する底深フォルム。両手で持ったら超飲みやすそう。
ちなみにトイレは白一色のシンプルで洒落た空間。ウォシュレット付きもしっかり付いていた。
風呂はレトロ寄り。床も懐かしいタイプのタイル。浴室乾燥などの機能はないものの、
バルコニーなら有り。
おまけに眺望も良き。一応隣にマンションがあるため、外に出るタイミングは伺わなければならない。
窓枠に飾られた眺望
一段高くなった無垢床のスペースは2.5帖ほど。ぎりぎりベッドが置けるサイズ感かと思うが、私はあそこにミニデスクを置いてワークスペースにしたい。
間仕切りなんてほぼ無いオープンな空間ではあるものの、一段高くなったあのスペースに上ればオン・オフが切り替わる気がする。やる気スイッチが床にあるパターン。
では、ひと通りのユーモアも落ち着いたところで、いよいよこの部屋最大の魅力に触れたいと思う。
正方形の窓が映し出すこの眺望である。どんな絵画よりも鮮明で実写的な画が収められ、季節によって少しずつ変化していく様も実に良い。
しかも開くし。
窓の外は、風呂場に続き二面目のバルコニーだ。冒頭の並木が臨むこちらの一面は、春になれば足元に桜並木が広がるに違いない。
ちなみに当物件、1階に飲食店が入っているため、少々カレーの匂いが気になるらしい(前入居者談)。取材時はお店がオープン前だったので確認できなかったが、ここは私が気になるので近々確かめたいと思う。
共用の屋上、あるよ
当物件には、入居者が共有で立ち入れる屋上がある。調子がいいときはビルの隙間から大阪城がチラリすることもある屋上だ。
年に一度の天神祭の日、この屋上は絶好の花火スポットへと化す。その名所ぶりは、新聞記者たちがこの屋上へ撮影にくるほどだそう。
もちろん1階エントランスはオートロックのため、誰彼構わず入ってくる心配はなく、入居者や限られた関係者のみが知る名所なのである。
都島区網島町から登場した45㎡のビッグワンルーム、いかがだったろうか。『天満橋駅』や『京橋駅』も徒歩圏内で、ロケーションだけでなく各方面へのアクセスも抜群ときた。
諸費用は、敷金9万円・礼金9万円の月額10万円。ちなみにSOHO利用も可能(不特定多数が来店する店舗は不可)
おまつが一目惚れした当物件、二人暮らしをする相手がいれば即決だった。でもやっぱり住みたい。お問い合わせは、私が迷っているうちにどうぞ。
以上、渋井不動産でした。