この壁、本日の物件の「室内」です。
まさかとは思いますが、紛れも無くできたてホヤホヤの新品リノベーションを取材に行ってきました。この壁は「エイジング加工」といって、匠の技術でワザとボロボロにしているのです。
玄関を開けると、この風景と対面致します。
エイジング加工された壁と扉、と妙な清潔感が出ているキッチンがミスマッチ。室内洗濯パンも取り付けられたダイニングスペースは4.5帖の広さで私を出迎えてくれました。
では入室します。
エイジング加工でもなんでもない、ただ古いだけのコンロがめちゃめちゃ渋い仕上がりです。旧車と同じような趣を感じるこちらのコンロ、私がおもいっきりノブを回したところ、キチンと動作確認できましたので報告いたします。
綺麗にされたキッチン周りはどこかミスマッチ。収納も何もついていないただのステンレスの台にしたほうが5倍は空間が引き締まりますね。
キッチン横の扉を開けた瞬間、この風景。
この部屋の中で紛争でも起こったのかと思うくらい朽ち果て、傷ついた内装です。誰も使わなくなってから、軽く40年は経過していないとこんな雰囲気は出ないと思います。
これがエイジング加工だ。
そんな声が聞こえてきそうですね。
そんな内装と綺麗に新品に換装されたフローリングがミスマッチ。床材を剥がして、剥き出しにしたコンクリートにコーティングだけした床のほうが8倍カッコいいと思います。
でもそんな床じゃ冬は寒い。そう考えたオーナーさんの優しさが溢れたフローリングです。
荒廃した天井にはスポットライトが標準装備されております。この部屋に合った家具をオシャレに照らしていただけます。良かったですね。
ただスポットライトレールやライトもしっかりエイジング加工して欲しかった。普段ならテンション上がるピカピカのライトが今回はミスマッチ!
いかがでしょうか、廃墟、いや、廃墟風リノベーションは都島区の桜ノ宮より。
匠のエイジング加工によって仕上げられた「どこにもない部屋」が現在入居者募集中。
サバイバルゲームのコスチュームやマシンガンがこんな合う部屋ございません。
気になるあなたのお問い合わせを、渋井不動産はお待ちしております。