四天王寺と夕陽ヶ丘
本日ご紹介するのは、『天王寺駅』と『四天王寺前夕陽ケ丘駅』のちょうど間に位置するお部屋。どちらも徒歩8分ほどです。
天王寺の利便性はもちろん魅力的ですが、未だ『四天王寺前夕陽ケ丘駅』というパンチ力から前へ進めない方もいるでしょう。バトル漫画のオーラスで出てきたら絶望するレベルの響きですもの。間違いなく歴戦の猛者。
という訳で、由来だけでもスッキリしておきたい方のためにこちらをご覧いただきましょう。
和宗総本山 四天王寺さんです。
なんとこの四天王寺さん、今から1400年以上前に建立された由緒正しい寺院なのです。
飛鳥時代におきた丁未(ていび)の乱で、蘇我馬子についた聖徳太子が自ら四天王像を彫り、「この戦いに勝利したら四天王を安置する寺院を建てて、この世の全ての人々を救済する」と誓願されたのが建立の発端だそう。聖徳太子が立てたフラグで、寺が建ったという訳ですね。
※ 四天王寺の歴史(和宗総本山 四天王寺より参照)
では、「夕陽ヶ丘」はどこからやってきたのか。それは、この附近の高台から沈みゆく夕日がすばらしいため、地名に反映されたと推測されています。
当初は陰気くさいお寺の名より、すばらしい夕陽の方が適切であろうと『夕陽ヶ丘』停留場で建設予定でしたが、紆余曲折あり『四天王寺前(夕陽ヶ丘)駅』になったとか。()を付けてまで残すあたり、夕陽に対する執念を感じますね。
※【特集】四天王寺前夕陽ヶ丘とかいう超長い駅名の由来について本気になって調べてみた(Osaka-Subway.comより参照)
四天王寺前夕陽ヶ丘駅を紐解き終えたところで、ここからが本題。蘇我馬子や聖徳太子が出てきた時点で読み飛ばした方も、ここからは付いてきてください。
物件は1989年築のRC造マンションで、オートロックやエレベーターも完備。目的は3階の角部屋です。
想像の倍、奥行きある1LDK
こちらが居室部分。奥行きのある14帖LDKに6.5帖洋室がドッキングし、さらなる奥行きが生み出されています。写真では伝わりづらいので、ぜひ現地で実感していただきたいです。
LDKの大きな採光面を見ると、一辺の長さが伝わるでしょうか。息継ぎなく並べられた窓たちは、南向きの日光を余すこと無く取り込もうとしています。
薄っすらと見える向こう側の景色にも、抜け感が期待できそうですね。
ちなみに窓からチラリすると、ゴンドラのようなバルコニーが見えます。
日当りは文句ナシなのですが、サイズはやや物足りないかも。そして腰窓から出入りするという点も、不便さを感じるかもしれません。
収納事情と各設備
そしてもうひとつのアピールポイントが、ご覧の収納力。財力と収納はなんぼあってもいいですから。逆に持て余したい。降って湧いてほしい。
ちなみに廊下にも2箇所ほど収納があります。もちろんシューズボックスとは別です。収納を抑圧された家庭で育った反動なのでしょうか。
キッチンは、計3口のIHヒーターと魚焼きグリル付き。右手には冷蔵庫をすっぽり嵌め込んでくださいませ。
では、廊下の水回りからバスルームをピックアップしておきましょう。
浴室は乾燥機付きです。水回りの各設備にはリフォーム歴が見られ、築年数ほどの年季は感じません。トイレもウォシュレット付きと、必要な機能はひと通り揃っています。
では、おさらい。天王寺区大道より登場した56㎡の1LDKは、『天王寺駅』と『四天王寺前夕陽ケ丘駅』のちょうど間。天王寺の利便性を享受しつつ、四天王寺などの寺院に囲まれ落ち着いた周辺環境も魅力です。
諸費用は、敷金1ヶ月・礼金1ヶ月の月額10万円。
広さや立地を鑑みると、十分にお手頃な賃料帯でしょう。採光力と収納力をお求めの方は、ぜひともお見逃し無く。お問い合わせは、渋井不動産まで。
【良かった点】
◎利便性と住環境が揃った立地
◎稀に見る大窓と南向きの採光
◎持て余すほどの収納力
◎広さ・立地に対しお手頃な賃料
【気になった点】
△バルコニーの使い勝手