福島区の風変わりなオフィス
大阪中央卸売市場の北側に位置する福島区野田より、ちょっと風変わりなオフィスをご紹介。建物自体は築40年を超えるレトロビルで、所在階は3階。この大きな窓が特徴だ。北東向きなので、朝方は気持ちのいい日差しが差し込んでくることだろう。
未完のインダストリアル内装
そして窓を背にするとご覧の内装。
当ビルは鉄骨造なので本来天井には鉄骨が走っているはずなのだが、コンクリートとの相性を考え鉄骨部分を木材で囲った。ダクトレールにはいくつものスポットライトが取り付けられ、インダストリアル感の演出に大きく貢献している。
空間の自由度を高くするために、あえてこの状態で引き渡し。あとは入居者でタイルカーペットを敷くなり、工夫をこらしてほしい。
コンクリートの壁には、高度な計算式が描かれたまま。
このあたりは入居時に消しゴムで消すしかないのだろうか。オーナーと一度相談してみてほしい。
トイレは二箇所設けられており、男女で分けることが可能。
新品のものが導入されておりさぞ使いやすそうだが、注目してほしいのはコチラ。
手洗いがかなりワイド。
もっとコンパクトなもので良かったのではと思ったが、ワイドなほうが何かと便利なのかもしれない。ちなみにこれは入居者に任せるが、作った当初の意向としてはこのワイド手洗いの方が女子便所。
そして隣には男子便所(仮)。手洗いすらない。
まぁどちらも間違いなくモノは良いので、いい塩梅で利用方法を決めてほしい。
入居者が作り上げ完成させる福島区野田のオフィス、床に何か貼りさえすればほぼほぼ完成すると言ってもいい。広さは約23坪あるので、規模感としては10人前後の事務所だろうか。未完と言ってもこの仕上がり、ぜひ一度現地での空気感を味わってほしい。
それでは最後に良かった点と気になった点を記載しておくので、内覧時の参考にどうぞ。
【良かった点】
◎インダストリアル感
◎仕上げの自由度が高い
◎大きな窓
◎ワンフロア一戸
【気になった点】
△仕上げる必要がある
△共用部がややディープ
△階段3階