玉造から出た事業用古民家
長堀通から一本北に入った玉造二丁目にある古民家。
以前は雑貨屋として盛業していた物件が、今回入居者募集となったのでご紹介させていただく。
昔ながらの引き戸の玄関を開けると、そこに待ち受けているのは昭和の世界。西城秀樹がまだまだヤングマンだった頃の時間軸だ。
玄関横の二階へ上る階段付近。
階段のふもとには、年季を感じるお手製のシンクが佇んでいる。収納力や機能性などとは別の次元の存在で、この物件に似合うかどうかで設計されたのだろう。蛇口をひねればちゃんと水は出る。
こちらは1階小上がり奥のスペースで、広さは約4.5帖。奥には収納スペースがあり、その隣にはトイレという配置だ。ちなみにトイレは洋式が設置されているのでご安心を。
そして業種についてだが、物販可。ただし、飲食が関わる物販は基本的にNGだ。
こんな古民家物件だからこそ、普通は相容れないようなカルチャーのお店が入ればすごく面白そうだ。
続いて2階。
元々和室だった空間から畳を除き、間仕切りも排除。スッキリとしたレトロ感だけが漂う贅沢な空間は、ギャラリーとして利用するのにもピッタリだ。
こんな雰囲気の空間を一から作り上げるということは非常に難しく、今も市内の古民家の数はどんどん減っていってしまっている現状。必然的に希少価値が高くなっている古民家物件なのだから、お探しの方は是非この機会を逃さないようにしてほしい。
それでは最後に良かった点と気になった点を記載しておくので、内覧時の参考にどうぞ。
【良かった点】
◎古民家独特の空気感
◎リーズナブルな賃料
【気になった点】
△業種が限られている