市内穴場の二人暮らし
やってきたのは大阪市東淀川区の瑞光(ずいこう)四丁目駅。谷四や谷六と同じノリなら、「ずいよん」などと呼ばれるのでしょうか。随分ずっころばされそうな響きです。
ちなみに「大阪経大前」という副駅名のとおり、大阪経済大学のキャンパスが目と鼻の先にあります。しかし学生の街というよりは、ご老人やファミリーなど様々な住民層が住む、ザ・住宅街といった街並みです。
では、地名のインパクトが落ち着いたところで、位置関係にも触れておかねばなりません。
端的に言うと、阪急線『上新庄駅』の東側。徒歩なら20分ほどの距離感です。地図右手のちょうど見切れた部分には淀川が流れており、その川を渡ると守口市は大日に突入。要は大阪市内の北東、それも端に位置します。
大阪駅までバス1本
今回ご紹介する物件は、大阪メトロ今里筋線『瑞光四丁目駅』徒歩5分。緑橋駅や関目成育駅などを通るオレンジ色の路線です。
また、梅田方面に職場があるという方は、物件出て向かいのバス停へどうぞ。天神橋や扇町、十三などを経由する梅田直通バスがございます。梅田までの所要時間は30分ちょいですが、満員電車のような窮屈さはないかと思います。なんなら座れるとか。
“暮らしやすさ”を詰め込みました
辿り着いた先は、1970年築のRC造分譲マンション。5階にある部屋へ入ると、築古の雰囲気を一変する空間が現れました。
土間は昨今のニーズを反映したもの。アウトドアブームに伴い、キャンプ用具や自転車を置きたいという声に応えました。マンションのエレベーターにも自転車を乗せられますのでご安心ください。
奥へ進むと、約8帖ほどのキッチンが現れました。といっても手前はDENのようなスペースで、趣味の道具やコレクションを飾る棚が備え付けられています。
L字になったキッチンは、ガス3口に魚焼きグリル付き。調理スペースや収納は十分すぎるほど確保されています。
そしてキッチンの向こうには、約12帖のリビングがスタンバイしています。大きな採光面には6枚の窓を使用し、南向きの採光を余すこと無く取り込みました。
そんな窓際の向かいは、天井まで続く大型のラック。当物件のリノベーションはオーナー様自らで手を加えており、このラックも知人のアイデアを反映した仕様なのだとか。
ラックの開口部に目隠しをしたり、棚の追加などはご入居者様の希望に合わせることも可能だそうです。自分の声が取り入れられたお部屋は、きっと愛着もひとしおでしょう。
打って変わって、こちらはラック越しにチラリしていた寝室。おおよそ4.5帖ほどのコンパクトサイズです。辛うじてダブルベッドは置けるでしょうか。小ぶりな収納も備わっています。
では、ラストに水回りを覗いておきましょう。土間のお隣に固められています。
洗面台やトイレはネイビーのアクセントクロスが印象的。収納は上部の棚がカバーしてくれるでしょう。
トイレはもちろんウォシュレット付き、浴室には追い焚きが備わっています。
では、おさらい。東淀川区瑞光四丁目から登場した56㎡の1LDKは、今里筋線『瑞光四丁目駅』徒歩5分。決してメジャーな立地ではありませんが、梅田までバス1本で行けるというアクセスも。
諸費用は、敷金1ヶ月・礼金2ヶ月の月額9.7万円。
リモートワークに伴い、都心部から離れたお部屋探しが増えた今こそ、”暮らしやすい”を叶える一室はいかがですか。自宅兼事務所にも、ぜひ。ご内覧やお問い合わせは、渋井不動産まで。
【良かった点】
◎駅徒歩5分、梅田直通バスあり
◎デザインと機能性のリノベーション
◎南向きの採光
【気になった点】
△やや物足りない寝室の広さ
△ミナミ方面へのアクセス