大国町の単身用リノベ

本日は御堂筋線と四つ橋線が乗り入れる『大国町駅』からスタート。ご覧のように、乗り換えはホームを跨ぐだけ。非常にスムーズである。

地下鉄で同一ホームから乗り換えできる駅は大変珍しく、大阪メトロではこの大国町駅のみ。なお、ホームの形状は「島式ホーム2面4線」らしい。ベートーヴェンみたいな響きだ。交響曲第9番二短調、みたいな。（どういうこと？）

しかし大国町と言えば、難波から1駅にもかかわらず、治安の面がちょっぴり不安。そんなイメージがあるかもしれない。バブルが崩壊し、一時は違法風俗店が乱立したことがあったのも一因だろう。

が、地域住民による「大国パレード（大国地区環境クリーン運動）」により、それらの違法風俗店は全面排除。現在も犯罪抑制を目的とした運動は継続され、地域の治安維持に一役買っている。街を歩くと分かるが、車通りの多い普通の住宅街である。

本日の物件は、『大国町駅』から徒歩2分。街灯が並ぶ大通り沿いにあるため、夜道を歩くのも心強い。首を寝違えて”痛み”というワードに敏感な、広報部おまつが物件案内人だ。

デザインリノベのコンパクト1LDK

マンションは築37年のRC造。オートロックもエレベーターもしっかり完備されている。

32㎡の室内に足を踏み入れると、リノベーションされた空間が広がっていた。ひと目見て分かるように、本日は電気が点かない。

そのため浴室やトイレがことごとく仄暗いので、水回りは廊下にある洗面台のみチラリしておこう。形状や機能についてはご覧の通り、一言付け加えるならば「なぜここに設置した」という問題提起くらいだ。

浴室はとにかく綺麗。トイレもウォシュレット付きの高年式となっている。

寝室とリビングを分けたいアナタへ

LDKは9.5帖と、まずまずの広さ。トリッキーな形をしたリビングは、北欧風のデザインが効いている。

窓は大きめ、二面採光。あいにくの雨で日当たりは不明だが、照明ナシの室内にしては十分な明るさが確保されているのではないだろうか。所在階は5階なので、晴れていれば採光が差し込むに違いない。

バルコニーはやや狭め、引き回しタイプである。前面が道路に面しているため、そこそこの走行音が聞こえるのは否めない。

キッチンはIH1口のコンパクトタイプ。デザイン性を重視したおかげで収納力は無いに等しく仕上がっている。

では、ラストに左手のドアの向こうへ。

シングルベッドをお勧めしたい寝室

約4帖の洋室には、無理せずシングルベッドを置こう。窓の向かいには収納があるため、扉の可動域を考えるとセミダブルを置くのはリスキーかもしれない。ここは要採寸でよろしくだ。

そして忘れてはいけないのが、リビングと洋室のどちらにもエアコンが備わっているということ。これで大国町での夏を乗り切れる。

ではおさらい。浪速区敷津西より登場した32㎡の1LDKは、大阪メトロ御堂筋線・四つ橋線『大国町駅』徒歩2分。市内主要エリアへのアクセスに優れた、紛れもない駅チカだ。

諸費用は、礼金1ヶ月の月額8.3万円。

決してお手頃な賃料ではないかもしれないが、御堂筋線徒歩2分という立地は見逃せない。デザインが効いたリノベーションも大変魅力的だろう。お問い合わせは、渋井不動産まで。

【良かった点】
◎1駅2路線が徒歩2分の立地
◎豊富な採光面・デザインリノベーション
◎エアコン2台完備

【気になった点】
△収納力弱め
△道路沿いの走行音