天満橋の築古分譲賃貸
ここは京阪電車『天満橋駅』前。大阪メトロ谷町線も乗り入れる駅で、京都方面だけでなく、梅田や天王寺も電車1本で行ける便利な駅だ。
当然、家探しにおいても人気エリアである。特に京阪沿線において、各方面へのアクセスや整った住環境などを求める方は、おおかた天満橋に落ち着く。3泊4日の海外旅行から帰ってきた人が「やっぱ日本食やな」って落ち着くのと同じ。関空に着くやいなや立ち食い蕎麦をすする勢いで、天満橋の良い物件も勢いよく埋まる。
目的地は駅南側。アップダウンの激しい坂道が続くので、BGMは水戸黄門をお勧めしたい。人生楽ありゃ苦もあるさ。
生粋のオフィス街であるこのエリアは、ランチ・ディナーを問わず飲食店が豊富だ。居酒屋はもちろん、ちょっといいお肉が食べられるおばんざい屋や、コーヒーよりカレーの香りが充満している純喫茶など。
写真は「ラ・テッパーニャ」という名のイタリアンバール。鉄板焼きと自然派ワインがメインのカジュアルなお店だ。自転車工具と空気入れまで取り揃えているそうなので、チャリが不調の際もフラっと立ち寄り易い。
築古好き必見の駅チカ物件
物件は昭和56年築のSRC造マンション。オートロックやエレベーター、宅配ボックスまで完備された分譲賃貸である。
共用部のレトロ感は、46㎡の室内にも健在。例え奥から袴姿の女学生が出てきても、顔色ひとつ変えず「ただいま」が言えるくらいには古風な雰囲気が漂う。
風呂場だってこの通り。”さり気ないオシャレ”のような壁の気遣いに反し、特筆する機能はナシ。
しかしながら、トイレはしっかりウォシュレット付き。洗面台も蛇口は伸びないものの、ドレッサータイプが設置されている。
居住スペースを紹介します
居室は6帖の和室から。築古レトロな2DKだもの、むしろ和室を待ち望んでいたのではないだろうか。
い草の香りがあったかは定かではないが、覚えていないということは恐らくそういうことだ。無臭です。
キッチンは初代ファミコンカラー。コンロは自主設置でよろしく願いたい。
なお、エアコンは先ほどの和室にのみ設置されているため、夏場のキッチンは灼熱必至。心頭滅却すれば火もまた涼しい訳はないので、サーキュレーターなどを活用して命を守って欲しい。
最後の居室は5.5帖の洋室。現状は蛍光灯1本で明りを灯す、健気な一室だ。では、最後に奥のバルコニーをチラリしておこう。
実は広めのルーフバルコニー
なんと、外にはそこそこ広めのルーバルが設けられていた。あいにく曇天なので、採光量は未知数。北向きのため、ビシビシに日が当たることは無いかと思う。
しかしバルコニーが広いだけで、少なからずテンションが上がるのも事実。バルが広ければ、多少日当たりが物足りなくとも許せる気がする。
中央区釣鐘町より登場した46㎡の2DKは、大阪メトロ谷町線・京阪本線『天満橋駅』徒歩4分。京阪沿線の中でも、1・2を争う人気エリアである。
諸費用は礼金1ヶ月の月額8.5万円。
立地と広さを鑑みると、この賃料は非常に破格。築古好きの方は見逃せない一室だ。お問い合わせは、渋井不動産まで。
【良かった点】
◎希少な京阪沿線の駅チカ
◎共用設備が整った分譲賃貸
◎立地と広さに対して手頃すぎる賃料
◎広めのルーバル付き
【気になった点】
△一基で賄えるか、エアコン事情