淀屋橋の渋井オフィスから自転車を走らせること約40分、本日やってきたのは大正区南恩加島三丁目。
ハッキリ言ってナメてました。想像以上に遠かったです。しかも寒い。疲れのせいか寒さのせいか分かりませんが、着いたころには膝が笑ってました。道半ば、車で来れば良かったと何度も後悔しましたよ。
「電車を使えば良かったのに」
そう思われるかもしれません。
だって大正区唯一の駅、JR環状線・長堀鶴見緑地線「大正駅」から徒歩45分ですよ。大阪市内とは思えないアクセスの悪さです。しかしご安心を。大正区だからと言って最寄りが大正駅というわけではありません。最も近い駅は住之江区の「北加賀屋駅」。そこからだと徒歩35分ほど。10分縮まりましたが、どっちにしても自転車は必要不可欠です。
とはいえ最寄りのバス停からは徒歩2分ほど。
当物件は昭和60年生まれの御年35歳。徐々に徐々に加齢臭が気になってくるお年頃ということで、共用部はお世辞にもキレイとは言えない状態です。
そんなこんなで目指すは最上階の4階。膝に爆弾を抱える大仁田厚ならここでギブアップするかもしれません。
ワンフロア一戸
膝の笑いが満点大笑いに変わる頃、4階に到着しました。
しかしポジションはワンフロア一戸のストレスフリー。
室内を見ていく前に、まずは間取り図からご覧いただきましょう。
期待大
ワンフロア一戸というだけあって東西南北全てに窓があり、バルコニーも二面装備。さらにはウォークインクローゼットも2つ。間取りで言えば“1SSLDK”といったところですが、注目すべきはそのサイズ感。
33帖のLDKと14.5帖の洋室、面積にしてなんと120㎡。まさにメガトン級です。この平米数を有しながら1LDKにするという思い切りの良さに僕は痺れるのです。
そしてこれだけは言っておきます。
こんなにも振り切った物件、他にはありません。
期待値がパンパンに膨らんできたところで、さっそく中を見ていきましょう。
絶賛リフォーム中
めっちゃ荒れてる！！！
笑う膝に喝を入れてここまでやってきたというのにこのザマです。大仁田厚なら「おいおいおいおい」とマイクパフォーマンスすることでしょう。不機嫌ならジャーマンスープレックスをお見舞いされてもおかしくありません。
しかしここまで来たからには帰るわけにいきません。こんな物件、他にはありませんからね。
噂のLDK
これが例の33帖LDK。写真でも分かる通りだだっ広いです。どんなに大きな家具でもワガママに配置できますし、パーテーションを駆使すれば任意でお好きな間取りを作ることもできます。広いって良いですね。
左半分だけ壁紙が剥がされた無残な状態ですが、右側のような白い壁になるだけなのでご安心ください。
天井にはダウンライトが散りばめられておりますが、シーリングソケットもありますので、お好みのペンダントライトやシャンデリアなどでお部屋を彩れます。
そう考えると、「今あなたを迎え入れる準備をしているんですよ」という声が壁から聞こえてきませんか？
とはいえ、完成した姿が見たい気持ちは痛いほど分かります。が、ただ白くなるだけです。答えはいたってシンプルです。
冗談はほどほどにしておきましょう。
※ヘッズ：「HIPHOPが好きな人」の意。
日当たり◎
ド正面の窓はバルコニーに続きます。方角は南向きで日当たり◎。しかし広さゆえに奥まで光が届きません。
これだけ広いとなると事務所としても使いたいところですが、あいにく当物件は住居専用。SOHO利用はできませんのであしからず。となると、もはや使い道に困ってくるレベルの広さです。
キッチンの脇に微妙な隙間がありますが、さすがに冷蔵庫は置けそうにありません。とはいえ、これだけ広いのですから置き場所に困ることはないでしょう。
僕ならパーテーションなどを用いて“キッチンスペース”なるものを自分で作ります。そうすれば冷蔵庫がポツリと飛び出ていても気にならないはず。
まぁいいや、取り急ぎ正面の扉を開けてみます。
写真右手には寝室になるであろう洋室。現状、洋室のドアは外されていました。どこにいったのでしょうか。真相は闇の中です。
そして奥には水回りが待っているのですが、さすがにお見せできる状態ではなかったので今回は割愛させていただきます。
一応スペックを言っておくと、お風呂は浴室乾燥機・追い焚き機能付き。そしてトイレもウォシュレット付きの満足高めなスペックです。これらは内覧の際にご確認くださいと言いたいところですが、リフォーム完成予定が12月末とのことなので、そのタイミングを狙って内覧することをオススメしておきます。
14.5帖洋室
こちらの洋室は14.5帖。
寝室にするには広すぎる気がしますが、広いに越したことはありません。広いがゆえのデメリットとしては、掃除が面倒なことと、心なしか寂しい気分になるということぐらいです。
持て余すようなら、ここに趣味スペースを設けてもいいでしょう。
クローゼットの容量も十分ですね。
続いては写真左手の扉を開けてみましょう。先に間取り図をお見せしたので既にお分かりかもしれませんが、あそこはウォークインクローゼットです。
WIC
あ、ドアあった。こんなところに隠されていたんですね。
ウォークインクローゼットの広さはざっくり見積もって3帖ほど。ハンガーパイプはございませんので、衣装部屋にする際はハンガーラックなどを別途ご用意ください。
大正区は南恩加島三丁目から登場した当物件は120㎡の1SSLDK。冒頭で触れた通り、最寄り駅が最寄り駅とは思えない駅遠物件です。その上に階段4階というスパルタっぷり。
「住みやすいか？」と問われれば、お世辞にも首を縦に振ることはできません。しかし、何度も言いますがこんな振り切った間取りの物件なんて他にはありません。あったらわざわざここまで来ていません。
気になる賃料は共益費込の月額13万円。しかも敷金礼金がゼロ。
今なら初期費用をグンと抑えて入居可能です。
とにかく広さを求める方、普通では満足できない方、物件に希少価値を求める方に住んでほしい。
お問い合わせは渋井不動産まで。
（物件番号：79251）
