そう、デザイナーズマンションである。

共用部は、定番中の定番とも言えよう打ちっぱなしのコンクリート。メカニックな銀色のエレベーターが、無機質な印象に拍車をかけている。

堀江のデザイナーズとなれば、期待値が上がるのも必然だろう。しかし、過度な期待は禁物。ひとまず深呼吸してから玄関ドアを開けよう。

玄関から室内が丸見えにならないようにという配慮により、引き戸を全閉すると圧迫感のある玄関が爆誕していた。

反動と言ってはなんだが、全開にした際の解放感は2.5倍（当社比）だ。

土間は広め、というか、これはどこまでが土間なのだろう。

振り返ると、フロアタイルはバルコニーまで続いている。こうなると、土間の線引きは家主であるアナタの匙加減だ。

では、そろそろフローリングに上がりたいので、まずは右手前からご覧いただこう。

甘い間仕切り

玄関隣には8帖洋室。といっても、間仕切りに関しては収納や引き戸で軽く仕切られている程度。

ちなみに、写真では分かり辛いかもしれないが、両サイドに収納がある。

布団やシーズンオフの衣類など、大きなものを収納するならここだろうか。

このスペースの窓は南向きだが、隣の建物によりビシビシの採光は期待できない。日照で衣類が傷むこともないと考えると、衣裳部屋などにするのもアリだろう。

換気十分

フロアタイルの延長にはキッチンが現れ、すぐ隣にはバルコニーがある。密が叫ばれるこの時代に、なんと風通しのよいキッチンなのだろう。

コンロはガス3口にグリル付きと申し分もない。せっかくなので、バルコニーに出てみよう。

ちょうどいいバル

幅広であるものの、奥行きは少し短めのバルコニー。プラマイゼロ、ちょうどいい。

しかし、車道に面した2階のため、洗濯物など色々と気になるところはあるかもしれない。反対に、街路樹の緑が見えるという長所もある。

臨機応変なあなたへ

さて、こちらは、もうひとつの居室スペースである。先述と同じく8帖ほどの洋室で、どちらの部屋にもエアコンが備わっている。

ここで、「1LDKではないのか？」という疑問が浮かぶかもしれない。

どの居室スペースもキッチンとの間に扉はなく、さらに中央の収納は可動式。すなわち、ワンルーム・2K・1LDKにも考えられる臨機応変な間取りなのだ。

土間と同じく、こちらも家主であるアナタの匙加減次第。デザイナーズはデザイナーズでも、間取りのデザインが効いている部屋と言えよう。

デザインだけじゃない

では、終盤に各設備を紹介していく。

洗面台は蛇口が伸びないものの、横長に伸びたワイドで広々お使いいただける。大きな鏡を前に、三人は並べるだろう。

バルコニーでの洗濯物が気になるというウィークポイントも、ここで解消できる。

ちなみにトイレのドアはすりガラス式となっており、水回りで唯一、デザイナーズを感じさせるポイントだ。

西区北堀江三丁目から登場した一室は、大阪メトロ長堀鶴見緑地線・千日前線『西長堀駅』徒歩2分。ちなみに、大阪市立中央図書館や西区役所も徒歩圏内のグッドリッチだ。

51㎡の室内は収納棚で間仕切られ、間取りはアナタの匙加減次第。他にはないデザイナーズ部屋に仕上がっている。

とは言っても、賃料はお高いんでしょう？とお思いの方も多いだろうが、ここで朗報がある。

なんと賃料は月額11.8万円（敷金ゼロ・礼金16.2万円）と、それほど高くない。周辺の相場に比べると良心プライスとなっている。

お問い合わせは渋井不動産まで。
（物件番号：76018）