写真は『ボートレース住之江』。ひらたく言えば競艇場、すなわち公営の賭場である。

ここは個人的にも思い入れのある場所で、アレは確か私が二十歳そこそこの時分、なんちゃら記念杯の最終レースだった。負けが続いていた腹いせに、私が取った行動は単勝狙いのマックスベット。勝てば天国負ければ地獄の一本勝負だ。

その結果、舟は転覆した。

この神社には過去の戦争で殉国した英霊たちが祀られており、境内は荘厳な雰囲気に包まれている。春になれば桜が美しく乱れ咲き、シーズン中は多くの花見客が訪れる。また、厄払いや安産祈願、七五三などで参拝する人も多いのだとか。

余談だが、ボートレースの際に選手がコースの外側に旋回してしまうと、客席から「護国神社お参り行ってんのか！」と厳しい野次が飛ぶ。

大きな池や四季折々の草花が咲く都会のオアシスだ。15.1ヘクタールの面積を有し、公園内にはテニスコートや野球場・プールなどのスポーツ施設も完備。あいにくコレといった思い入れは特にない。

前置きが長くなったが、そろそろ物件紹介に移ろうと思う。本日の目的地はこの住之江公園の真ん前にある。

オートロックを抜けると二人の天使に迎え入れられる。エントランスなどの共用部も清潔感が保たれており、いわゆる「ええマンション」のオーラを感じる。

玄関ドアには無数のスタッズが埋め込まれ、ロックンロールな仕上がりを魅せる。

土間や各居室の紹介は後回しにして、まずは当物件イチのアピールポイントからご覧いただきたい。

ビッグルーフバル

それがこの巨大ルーフバルコニー。

青い空には広いバルコニーがよく似合う。ワンコも嬉ションしそうなほどの広さだが、あいにくペットの飼育は厳禁。ビッグバルに関する問い合わせは大変多くいただいているが、そもそもの玉数が少ないだけでなく、人気が高いゆえにすぐ埋まってしまう。当然のことながら今回も早いもの勝ちだ。

ずっとビッグバルを狙っていた方は、今すぐブラウザを閉じて問い合わせを急いだほうが良いかもしれない。

ガーデニングを楽しむも良し、ビニールプールではしゃぐも良し、ラジコンを走らせるも良し。いつものことながら、BBQは自己責任でヨロシクだ。

開放的

ご覧あれこの眺望。視界を遮る建物が何もないので、ドローンにさえ気を付けておけば私生活を覗き込まれる恐れはない。開放的な裸族生活をご堪能あれ。

フリ◯ンで夜風を浴びようが、フ◯チンで植物に水をやろうが、そもそも見られなければ文句を言う人もいまい。無論、フリテンでロンした場合はその限りではないが。

さて、ビッグバル物件であることが分かったところで玄関に戻ろう。いくらバルコニーが広いと言っても、手放しで喜ぶにはまだ早い。肝心なのは室内だ。

当物件の間取りは2LDK。土間を上がってすぐ左手には洋室。廊下を突き進むと和室とLDKがスタンバイ。写真右側には水回りがあるのだが、今回は記事の都合上割愛させていただこう。言っておくべきことがあるとすれば、トイレにウォシュレットはない。そして浴室は追い焚き機能付きだ。

洋室5帖

こちらは5帖の洋室。

写真には映っていないが、クローゼットもちゃんとある。お子さんのいるご家庭であれば子供部屋、そうでない場合は夫婦の寝室になるだろうか。

また、こちらの洋室からも先ほどのバルコニーにアクセスできる。詳しくは最後の図面で確認してくれ。

和室6帖

場面変わって6帖の和室。

新品ではないだろうが、畳や障子にスレ・破れなどは見当たらない。まだまだ現役バリバリだ。グリーンのアクセントクロスも相まって、心と目に優しい空間となっている。

LDK10帖

LDKは約10帖。

いかんせん52㎡の2LDKということで、各居室はそれほど広くない。そのため、襖を開けっ放しにして大きなLDKとして使うのもいいだろう。和と洋が織り成すLDKというのも悪くない。

キッチンにコンロは置かれていないが、シンク・調理スペースともにたっぷりと広さが確保されている。

エアコンと照明はご自身で用意いただく必要があるが、南と東の二面採光によって室内の明るさは十分。日中であれば照明要らずだ。

本日紹介したこちらの物件は52㎡の2LDK。室内の広さはそれほどだが、ご覧いただいた通り巨大なルーフバルコニーを添えての登場だ。

四つ橋線「住之江公園」駅から徒歩1分。物件所在は住之江区南加賀屋二丁目。

気になる条件だが、敷金ゼロの礼金1ヶ月、賃料は共益費込の月額10.2万円。憧れのビッグバルがお手頃な賃料での登場だ。この機会は逃せないだろう。

老婆心ながら、いくら競艇場が近いとはいえギャンブルはほどほどに。

お問い合わせは渋井不動産まで。
（物件番号：72546）