【売買】ファミリーで暮らせる天満のリノベ済み3LDKがお得。

ここは食いだおれの街、天満。

天満と言えば安くて美味い飲み屋が軒を連ね、昔ながらの人情味が溢れるグルメタウンとしても有名だ。一軒で満足して帰るのではなく数軒の店をハシゴするのが通の楽しみ方らしい。

ちなみに弊社のマックスは一滴もお酒を飲めないが、天満の雰囲気とグルメが好きでしばしば訪れるそうだ。そこでマックスイチオシの店を聞いてみたが、あいにく「覚えてない」の一点張りだった。

駅の北側には正道会館総本部がある。

かのアンディ・フグや武蔵、角田信朗など、K-1を代表する選手たちが多くの汗と涙と血を流した場所だ。K-1の最盛期は過ぎ去ったのかもしれないが、今でも多くの選手やカラテマンが日々練習に勤しんでいる。

天満でハシゴ酒を楽しんだあと、酔っ払った勢いで道場破りに行くなんてことは考えない方がいい。

売買物件のご紹介

さて、本日紹介するのは売買物件。

その名も『ストークマンション天満』。以下に簡単な物件概要を記載しておこう。

・築年月：昭和57年11月
・総戸数：72戸
・所在地：大阪市北区池田町
・構　造：SRC造11階建
・施　主：（株）三和建物
・施　工：株式会社奥村組
・管　理：株式会社浪速管理
・最寄駅：JR環状線「天満」駅徒歩5分
・耐震基準：旧耐震基準

以前にも紹介したことのある物件なので、ひょっとすると見覚えのある方もいるかもしれない。

エントランスにオートロックはない。セキュリティー面は気になるところだが、不審者に対する管理人さんのディフェンス力は未知数。

エレベーターまでの動線はスロープとなっており、足の不自由な方や高齢者への配慮を忘れないバリアフリー意識の高さが伺える。

角部屋

目的の部屋は4階の角部屋。

「角部屋は人気が高い」ということは周知の事実だろうが、売買ともなればより一層部屋の位置にはこだわりたいところ。室内のデザインや間取り、設備などはあとあと変更できるとしても、部屋の位置だけは変えることができない。そこを妥協してのちのち後悔しても時すでに遅し。

ここで勘違いしないで欲しいのは、決して「角部屋以外はダメ」と言いたいわけではなく、角部屋は人気が高いだけあって競争率も高くなるということ。あなたの部屋探しの条件に「角部屋」というワードが含まれているなら、当物件も是非検討していただきたいところだ。

「角部屋」という言葉がゲシュタルト崩壊しかけてきたところで、続いては土間の様子をご覧いただこう。

ここで言っておくと当物件は67㎡の3LDK。ファミリー向けとも言える部屋数と広さを有するが、それにしてはシューズボックスのキャパは小さめ。別途シューズラックの購入も視野に入れておいた方がいいかもしれない。

土間を上がってみると、ダーツの練習にピッタリな真っ直ぐに伸びた廊下。築40年経っているとは思えないほど美しい仕上がりとなっている。

右手前はトイレ、右奥には脱衣所とバスルーム。そして左側には居室たちがスタンバイ。水回りは最後に見るとして、まずは左側の居室たちから確認していこう。

この洋室が当物件で最も小さい4帖の洋室。使い道に悩めるサイズ感だが、パパの書斎スペースとしては充分だろうか。

隣には6帖の洋室があるのだが、ここよりもちょっと広いだけ。雰囲気は何も変わらないので写真は割愛させていただこう。詳しくは最後の間取り図を参照していただければと思う。

13.5帖

メインディッシュのLDKは13.5帖。

今年の4月上旬にリノベーションが完成されたばかりということで、室内は新築さながらのニオイに包まれている。

家具が一式置かれているが、これらはあくまでも実際の暮らしをイメージしやすくするためのもの。いくら気に入った家具があったとしても契約と同時に跡形もなく消え去るので、その点については予めご承知おきを。無論、「買い取る」というなら話は別だ。

採光面は東と南の二面採光。眼前の高速道路によって日光がブロックされる時間帯もあるかもしれないが、基本的には明るくて爽やかな空間だ。この採光力の強さも角部屋が高い人気を持つひとつのポイントだ。

アンティークな風合いの床はメンテナンス性に優れたフロアタイル。キッチンとダイニングの間には木のルーバーが設けられており、開放感を保ちつつパーティションとしての役割を担っている。おかげで料理にも集中できそうだ。

ガス三口のシステムキッチンは新品。これなら奥様にも納得していただけるだろう。

キッチン横のスペースにもゆとりがあり、冷蔵庫やレンジ台も楽ラク設置可能だ。

LDKに隣接するのは6帖の洋室。

扉を開けっ放しにしておけば約19帖の空間に早変わり。色々な使い方に対応する自由度の高い間取りだ。ちなみに、このクローゼットが当物件唯一の収納スペースとなるので、総合的に見ると収納力は弱め。使い道の難しい4帖の洋室は、いっそのこと収納部屋にしてしまってもいいだろう。

先ほども言ったが、建物の前面が高速道路というのは少し気になるところ。二重窓が設けられてはいるものの、生活の中で騒音が気になるシチュエーションも出てくるかもしれない。

というわけで、続いてはバルコニーに出てみよう。

引き回しバル

バルコニーは角部屋ならではの引き回しバルコニー。

ここならどれだけ洗濯物を溜めたとしても一発で干し切ることができそうだ。

幅もそこそこあるので、荷物の一時的な避難場所としても一役買ってくれる。そんなワガママな使い方ができるのも引き回しバルの魅力と言えるだろう。

バルコニーからの眺望は高速道路と真正会総本部ビュー。

真正会とは、冒頭で紹介した正道会館の分裂組織。“分裂”と言ってしまうと少し物騒な響きだが、正道会館総本部から歩いて数分とかからない場所に道場を構えているぐらいだから、ひょっとすると円満な独立だったのかもしれない。様々な憶測が飛び交うが、いかんせん情報が少ないので何とも言えないところではある。

そんなことより気になる点としては、車の走行音よりも空手家たちの「セイヤー！」の声の方が大きいかもしれないということ。それに感化されたお子さんが「空手を始めたい」と言えば是非入門させてあげてほしい。押忍。