写真は天神橋筋と曽根崎通りが交わる「南森町」交差点。紹介の物件は谷町線・堺筋線「南森町」駅から徒歩４分の楽ラク立地。日本一長い商店街として名高い『天神橋筋商店街』もすぐ近くですし、安くて美味いお店が密集する天満までも歩いて１０分ほどで行けてしまいます。
半世紀物件
前置きもほどほどに、早速物件紹介に移りましょう。当物件は今年で築５２年を迎えたＲＣ造５階建てマンション。
築半世紀を超えているだけあって、外観からはただならぬオーラが放たれています。それはボロいという意味ではなく、新築には出せない経年変化ゆえの味があるということ。もちろん良い意味です。お間違いなきよう。
だって見てくださいよこのエントランスホール。築年数の割には相当綺麗な部類に入ると思います。そのせいか植物も元気そうです。
薄いピンクの玄関ドアがチクフル感に拍車をかけます。郵便受けは縦型ですし、覗き穴は左寄り。これは思想の現れでしょうか。
ダウンメゾネット
室内に入ってみると下階に下りる階段がチラリ。まさかのダウンメゾネットです。
意外と思われるかもしれませんが、ダウンメゾネットの物件って結構少ないのです。デザイナーズマンションでは結構見かけますが、こんなチクフルど真ん中の物件ではなかなかお目に掛かれません。希少価値としては十分です。そもそも「ダウンメゾネット」って響きがなんかカッコいいじゃないですか。
キッチン前には何も置かないとして、二人がけのソファとテレビ台を壁付けすれば精一杯といったところです。
窓は南向きで採光力も十分。ただ、照明が蛍光灯なのでこれは好みの分かれるポイントでしょう。引っ掛けシーリングに交換することもできなくはないですが、その難易度はなかなか高め。自信のある方はトライしてみてはいかがでしょう。尚、退去時には元通りにするということを念頭に置いた上でトライしてくださいね。
苦言というほどでもないですが、強いて言うならコンロと調理スペースの配置は逆のほうが良かったのでは、と思います。
水回り
上階には浴室などの水回りが詰め込まれております。
浴室は見ての通りFutoo!!ですね。追い焚きもないので浴槽に湯を張る機会は少なそうですが、汗を流すだけなら十分でしょう。
※Futoo!!：普通に良い。
ダルシムやルフィのように蛇口は伸びませんので朝シャンの難易度は高め。洗面ボウルも小さめなので、顔を洗うだけでも水ハネには注意しなければなりません。
鏡横の小さな扉は収納スペースでしょうか。
恋人を招く際にいかがわしいモノを隠しておくには丁度いいスペースです。ただ、むやみやたらとモノを放り込んでしまうと取り出せなくなってしまう恐れがあるので、糸や磁石を使うなどして上手く工夫していただければと思います。ですがそこまでして隠すぐらいなら、そもそも隠し事をやめた方が良いとも思います。
ま、誰しも人に言えないことのひとつやふたつはあるでしょうから、それについてはこれ以上言及しません。次に進みます。
小窓があるおかげで気になるニオイもシャットアウト。豪快にぶっ放していただけます。
下階へ
さて、上階を見終えたところで下階へ向かいましょう。
ＢＧＭはスーパーマリオの地下に潜ったときに流れるアレです。
正面の扉は６帖の洋室に続き、その両脇にはたっぷりめの収納がスタンバイ。大体のモノは放り込んでおけます。
寝室として割り切るならキングサイズのベッドも余裕で置けます。しかし搬入が大変そうなのは言うまでもありません。無理に自分で運ぼうとせず、ここは大人しく業者さんにお任せするとしましょう。
ウィークポイント
続いてはバルコニー。
写真は上階部分のバルコニーなのですが、ここに来てウィークポイントを発見します。そう、洗濯機置場が外なのです。しかしその分室内の広さが確保されていると思えばある程度は妥協できますね。
とは言え、洗濯物を干すぐらいのスペースは上階のバルコニーにもありますのでご安心を。
ところで写真奥の方に見える茶色い物体、あれは果たして・・
親子か兄弟かカップルかは知りませんが、仲良く日向ぼっこしてますね。心が癒やされます。きっとこの辺りに住んでいるのでしょう。
当物件はペットの飼育がＮＧなので、こうやって遠目から見守ってあげてください。ですが突然見かけなくなった日のことを思うと悲しい気持ちになってしまいます。
本日紹介したこちらの物件は３８㎡の１ＤＫ。THEチクフルな雰囲気は否めませんが、大阪市内でも珍しいダウンメゾネットがイチオシポイント。谷町線・堺筋線「南森町」駅から徒歩４分の好立地も魅力的です。
賃料は共益費込の月額６.８万円。お求めやすい賃料ですが、それだけではございません。
当物件はなんと敷金礼金がゼロ。初期費用を抑えて今スグにでも引っ越したいという方にはピッタリな一室ではないでしょうか。
お問い合わせは渋井不動産まで。
（物件番号：６１８９５）
