ここはどこかって？見ての通り「天神橋」でございます。「天神」といえば「天神祭」ですよね。

ｶﾗﾝｶﾗﾝｶﾗﾝ ｿｰﾘｬ

おや？なんだか川の方から甲高い鳴り物の音と、男たちの熱いシャウトが聞こえてきますね。見に行ってみましょう。

この舟は「どんどこ船」というらしく、クルーのメンバーは天神祭に命を賭ける漢たちだそうです。そのおかげもあって、例年通り爆発的な盛り上がりを見せてくれそうです。今更言うまでもないかもしれませんが、天神祭りは「大阪天満宮」にて開催されています。本日は７月２５日ということで、あいにく本日が最終日です。つまり、あなたがこのブログを読んでいる頃にはもう終わってます。

この天神橋からすぐの場所に、ディープな空室出たとの情報が舞い込んできました。祭りは終われど募集は開始です。早速現地に向かってみましょう。

ご覧くださいこの佇まい。郵便受けが反射するほどの鏡面加工で仕上げられたアルミが、これでもかと高級感を演出してくれています。壁の色は目に優しい緑を採用しており、階段と門にはその補色である赤を落とし込むという色彩美に富んだ共用部となっております。

先ほどの「どんどこ船」の漢たちとは正反対なほど、繊細で気品のある柔らかい雰囲気です。

最上階一戸

玄関前に到着しました。

ドアのガラスは磨りガラスになっており、入居者様のプライバシーをしっかりと守ってくれます。蛍光灯にカバーは被せられておらず、剥き出しの美学が感じられます。柔らかい雰囲気の中に少しの無骨さをプラスすることで、柔らかい雰囲気をギュッと引き締めるという小ワザが効いていますね。

約１２帖のＬＤＫ

玄関ドアを開けると即ＬＤＫです。美しい市松模様のフローリングが懐かしさと上品さを感じさせます。

ちなみに今更になってアレですが、こちらの物件は期間限定の定期借家となっております。その間なんと１年６ヶ月。何故ならこのビル、悲しいことに取り壊しが決まっているのです。

玄関にシューズボックスはございません。逆に聞きますがそんなものいりますか？ヘタなものを置くと、この洗練された空間を台無しにしてしまうかもしれません。それだけは避けたいところですね。

次に左側手前の障子を開けてみましょう。障子は少し破れていますが、敢えて生活感を演出しているのでしょう。あまりにも高級感が過ぎると来訪者を緊張させてしまいますからね。気の利いた粋な配慮です。

８.５帖の和室

障子を開けるとこれまた洗練された和室が顔を出します。広さも８.５帖と申し分ありません。来訪者のゲストルームとしても重宝しますね。

続きまして隣の洋室に向かいましょう。

コンシェルジュ常駐

洋室の扉にはコンシェルジュが常駐しておりますので、何か困ったことがあれば何でもこのコンシェルジュにお申し付けください。え？地獄の軍団ショッカーのエンブレム？何のことですか？

そんな意見は無視して早速見てみましょう。

扉「イーッ」

※ショッカー：仮面ライダーに於ける悪の秘密組織。「イーッ」と発するだけで喜怒哀楽の全てを表現する。

８.５帖の洋室

少し軋む扉を開けると８.５帖の洋室です。

市松模様のフローリングの上にはもう一枚フローリングが敷かれています。きっと冷え性対策ですね。気が利きます。何か都合の悪いものを隠しているわけではなさそうです。当然ですね。

今気づきましたが、不規則な壁の木目はいわゆる「板目」というやつですね。木の年輪に対して平行に切り出すと、このような木目になります。「板目」の不規則な木目は、木材特有の存在感とヌクモリ感を演出してくれます。精神的な冷え性対策でしょうか。この計算高さが何ともニクいですね。

お店顔負けの大きな換気システムを搭載したキッチンは２口ガスで魚焼きグリル付き。調理スペースも広く確保されているので、手料理が捗りますね。

スッキリとした水回り

「お風呂とトイレが同じ空間にあるのはちょっと・・・」という声が多いことは重々承知しております。しかし浴槽を取っ払うことによって、開放的でスッキリした空間に仕上がっております。たとえ用を足すときにマトを外したとしても掃除が容易です。ただ、シャワーカーテンを取り付けるレールがないため、入居者様のシャワーテクニックが問われるところです。前の入居者様はここに洗濯機を置いていたと言うのですから相当なシャワテクの持ち主であったことが伺えます。

※ＣＢ４００Ｆｏｕｒ：ホンダが誇る名車。純正マフラーの曲線美がエグい。

まさかのメゾネット

すでにお気付きの方もおられることかと思いますが、実はこの物件、メゾネットになっているのです。敢えてスルーしていたこちらの階段を上ってみましょう。

まずは奥の木の扉から開けてみましょう。

ウォークインクローゼット a.k.a 倉庫

ここはウォークインクローゼットですね。ま、倉庫的な使い方もできなくはないですが、どちらかと言えばウォークインクローゼットでしょう。

最後にもう一枚の扉を開けてみます。

ビッグルーフバルコニー

現れたのはビッグルーフバルコニー。と言いたいところですが色々とゴチャゴチャしていますね。ま、看板の裏を見れる機会なんてそうそうないですからね。プラマイゼロです。

そういえば先ほど洗濯機置き場の話に触れましたが、このバルコニーにも置けそうな場所がありますので、シャワテクに自信がない方もご安心ください。

おさらい

さて、私はそろそろ疲れてきたので、コンシェルジュに本日のおさらいをお願いします。じゃ、コンシェルジュ、頼んだ。

ーコンシェルジュ
イー。高級感溢れるこちらの物件は取り壊しが決まっているため１年６ヶ月の定期借家となっております。そのため、内装などのＤＩＹも自由に好きにやっちゃってください。天井をブチ抜こうが壁を貫こうがお好きにどうぞ。あ、大黒柱は折らないでくださいね。

ちなみに言っておくと、事務所利用としても倉庫利用としてもウェルカムです。コンシェルジュの私がお出迎えいたしましょう。

そんな東高麗橋一丁目の５４㎡の２ＬＤＫビルヂング、最寄駅は堺筋線「北浜」駅、谷町線「天満橋」駅からともに徒歩５分。気になる条件は敷金ゼロの礼金は１０万。お家賃は、なんと５万円という驚きのプライスで大大大募集です。

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（物件番号：４７２１９）