【港区】引越し屋泣かせのビッグバル、総面積90㎡で7万円。

ここは港区港晴（こうせい）二丁目、最寄駅は大阪メトロ中央線「朝潮橋」駅まで徒歩約１０分の距離だ。ゆっくり歩けば１５分といったところだろうか。駅にさえ着けば「学研奈良登美ヶ丘」駅までは電車一本で行ける。「行かねぇよ」という人は「本町」駅まで一本だ。そこまで行けば御堂筋線と四ツ橋線に乗り換えられるぞ。あとは好きにしてくれ。

それにしてもファッキンな天気だ。「港晴」という地名とは裏腹に、レイニーな雨が俺に降りかかる。

そんな中やってきたのは、渋井名物の階段物件だ。

「苦労なくして渋い部屋には出会えない」

そんなジっちゃんの言葉に背中を押されながら４階を目指す。

息を切らして辿り着いた場所は、みんな大好き最上階のワンフロア独占部屋だ。

Let`s get it on.（意味：おっぱじめようぜ）

玄関を開けるとまた階段が現れる。引越し屋泣かせもいいとこだ。引越し屋のニイちゃんには感謝の気持ちを込めて、レッドブルとかを差し入れてあげてほしい。ちなみに靴はここで脱ぐことになるが、シューズボックスなどはない。何なら置くスペースもないのでうまく工夫して欲しいところだ。

１０帖の謎めいたＬＤＫ

階段を登り切ると１０帖のＬＤＫが現れる。なかなかいいじゃないか。どこから見ていこうか。水回り、キッチン、それとも・・・

やはりコイツだろう。ちょうど『夢』と『お前』を抱けそうなシングルベッドほどの大きさだ。しかし、キッチンの真向かいにベッドがあるというのは何だか不自然だ。よく言えばスキップフロアだが、まさかこれをＬＤＫの「Ｌ（リビング）」とは言わせまい。上蓋が開いて収納になるのかとも思ったが、全然開かなかった。正直なところ空間の無駄遣いとしか思えない。ここをどう使うかはあなたに任せるとして、便宜上、とりあえずここは「ステージ」と呼んでおこう。謎は残るままだが。

分かりやすいステキッチン

キッチンは使い勝手のいいステキッチンだ。ここのところステキッチンに出会う率が高い。個人的にはチキンラーメンしか作れそうにない漢気溢れる「捨てキッチン」を求めているのだが、やはり三口ガスコンロと魚焼きグリルには目移りしてしまうものだ。

そんなステキッチンをパカリするとこんな感じ。先に言っておくと、この部屋に収納はここしかない。洋服をしまうにはあまりにもハイリスクなので、タンスや衣装ケースを用意してくれ。

キッチンから後ろを振り向けばこんな感じだ。ステージの強めな主張は無視するとして、その奥でチラリしている扉が気になる。行ってみよう。

１６帖の広すぎた洋室

扉を開けると１６帖の洋室がこんにちは。照明はないが、大きな窓から降り注ぐ光量はバッチリだ。すまないがエアコンは自分で用意してもらうことになる。どうせならさっきのステージはここに欲しかった。

大きな窓かと思いきや、ここにも小ぶりなステージがあった。あいにくブレイクダンスはできそうにない。

Futoo!!の水回りたち

洗面台やトイレは極めてFutoo!!だったので割愛するとして、念のためバスルームだけでも見ておこう。

タイルや浴槽の雰囲気はクラシック。取り立てて言うならば、身体の隅々までチェックできる大きめの鏡と、追い炊き機能が標準装備されている。小窓を開ければなんちゃって露天風呂に早変わりだ。

※Futoo!!：普通に良い

そんなこんなでおさらいに入ろう。

物件所在地は大阪市港区二丁目、大阪メトロ中央線「朝潮橋」駅から徒歩約１０分。

敷金礼金は、、、ん？何か大切なことを忘れているような。

あ、そういえばまだバルコニーを見てないな。あの窓から出れるのだろうか。ちょいと出てみよう。

ビッグバルコ二ー

現れたのは３５㎡のビッグバルコニー。あやうくとんでもないものを見逃すところだったが、間一髪滑り込みセーフだ。今日はあいにくの悪天候だが、晴れた日には色んな楽しみが待っているだろう。プールを設置してみたり、テントを張ってみたり、肌を焼いてみてもいいだろう。しかしサンマや肉は焼かないで頂きたい。そうしたい気持ちは痛いほど分かるが、サンマは魚焼きグリルで焼いてくれ。