さて、これは階段で部屋へ向かっているところだが、ビル自体がいかにもなレトロさを漂わせ、頂上で鮮やかに存在感を放つ１枚の扉がある。

夢の共演

こちらが本日紹介する物件の玄関。

ティファニーブルーの海を泳ぐ魚がなんとも可愛らしいデザイン、そしてその隣には無骨の象徴「ワイルドターキー」が壁にもたれかかっている。絶対に相まみえることなど無かったであろう両者も、ここでは仲良く手をつなぐ。

これが東心斎橋のパワーだ。

「Ｐｌｅａｓｅ」

なるほど。まぁ英語が苦手な人からすると『何が？』という感じである。実際に道端で異国人から「Ｐｌｅａｓｅ」と言われた場合は、「ワッツ ザ パーパス オブ ユア ビジット。」と言えば解決するので覚えておくといい。

玄関土間の正面に見えるは、風呂場だろうか。

予想は間違いなかった。浴槽のテンションがちょっと高いのは予想外だったが。シャワーも含めイエローバリバリだ。

タイトな廊下

せますぎないか。

このすれ違うことすら困難を極めるタイトな廊下に、ガス三口のシステムキッチンを配置。フライパンを勢いよく振れば、肘へのダメージは避けられない。プロテクターは必須だ。

そして扉の向こうにも何かしらの空間があるのだが、よく見ると貼り紙がしてある。

この先の空間がどうなっているかによるが、仕切りは少なくダイナミックな方が渋井的に好みではある。

では仕切りの向こう側を覗いてみよう。

エアコンも付いているので、これなら壁を取り外してひとつの空間としたほうが住心地は良さそうだ。

赤で統一し、妖艶な雰囲気を放っている。既視感はあるが、気のせいだろう。

宇宙空間ワープ中をイメージした洋室は６.５帖ほど。ぐっすり眠れるのか心配になるほど、壁紙の落ち着きが無い。

正直もう割とお腹いっぱいなのに、この物件のフルコースはまだ終わらない。しかも上り切ったところにまた貼り紙がある。

というかさっきから筆跡にややクセがあるな。

屋上へＧＯ！

ではその屋上とやらを拝見させていただくとしよう。

もう一部屋ありました

外に出るとまた屋上プレハブ小屋が。この屋上で終わりと思っていたのに、また室内を確認しなければならなくなった。

ただひとつ希望が持てるのは、ここが屋上だということ。ドラクエ世代の我々にとって、ダンジョン最後の部屋というのはそれなりの期待がある。

大きな荷物を置いておく倉庫として利用するのが吉かも。

屋上へ

そして念願の屋上がこちら。

決して広くはないが、このビルの最上階が自分のものになるという優越感が味わえる。ちなみに、このビルの１〜２階は事務所や店舗なので、住居として住むのはこの部屋に入居した方のみ。そう考えると、このビルのオーナーになったと言っても過言では無い気がするし、この物件の持つ希少価値の高さが浮き彫りになってくるはずだ。

賃料は込１４万円、３階・４階そして屋上と、ビルの３フロアを使えてこの賃料。希少価値の高さに住みたい、オーナー感覚を味わってみたい、そんな夢を持っている人はぜひどうぞ。

お問い合わせは、渋井不動産まで。