中央線九条駅から徒歩１分で立ち寄れる西区随一のハートタウンより、このたびまぁまぁパンチのある部屋が登場した。室内がというよりかは、その存在。本当に住めるのかの確認が必要なので、実際に部屋を見に来た。

ではこれから室内をご覧頂くが、少し場所を変える。

うっすらと広がった雲の向こうから、サンサンと照らす太陽の陽が気持ちいい。三角のとんがりがやたら主張してくるこの場所、ここはどこかというと。

手始めに屋上

なんと屋上。

いきなり屋上からスタートする今回の物件紹介。めちゃくちゃ広いわけではないが、何かしらの使い方で楽しめそうな場所なので、ぜひここで九条ライフを満喫してほしい。

ロフト＆ＳＯＨＯ可

屋上から順に下りていく形で部屋を見ていく。

部屋の最上階はロフトになっており、広さは３.５帖。ちなみにこの家はＳＯＨＯ利用も可なので、たまりがちな事務用品などはここに置いておける。

社交ダンスでもできそうなほど広い洋室なので、大きな家具の配置もなんのその。搬入できるかどうかわからないが、ビッグソファーを真ん中にドンと置きたい。

エアコンが標準装備されていることも含め、日当たり、広さなど文句なし。大きな窓のおかげで室内が明るく、非常に雰囲気がいい。

ここがリビングで広さは１０帖。ここにも大きな窓が設置され、上の洋室と同じく明るい室内である。

レトリーな設備

キッチンはワイドでレトロな一品。

型式がちょっと古いだけで、調理時の使い勝手は何も問題無さそうだ。

押し寄せる９０年代初頭の波、これらを乗りこなせる自信がある方にとっては、この部屋は非常にラッキーな条件で住めることになる。詳細は後ほど。

ここを上れば先程のリビングに到着できる。シューズボックスがやたら細いが、その分高さでカバー。セーム・シュルトより高いので、上段へ靴を収納するには４段目くらいからどうぞ。

一通り見た結果「全然住める」という結論になった。外壁のブルーも渋く、何がそんなに心配なのかわからないという人もいるだろう。実はこの家の最終的なポイントは、この玄関横にある。

ガレージハウス？

玄関横に「ガレージ前駐車禁止」と書かれたシャッターが下りている。

ということは、だ。このシャッターの向こうはガレージ。そう、この家は実はガレージハウスなのだ。ガレージハウスならなお良し、自分の車が停められる家をお探しの方には、抜群の物件。

と、普通ならそうなるはずだが、今回は少し違う。ガレージはガレージでも、ふた味違うのだ。

誰でも停められるパーキングの表示と、車の格納方式を表示する「立駐」の文字。この辺りに立体駐車場があるようだが、それがどこかというと、

立駐ハウス

ここ。

この建物の背後に巨大な立駐が建っており、この貸家の１階が立駐への入場ゲートになっているという、存在が珍しすぎる家。入出庫の際は多少の音が出るとのことで室内で少しの間待機してみたが、車の出入りが無さすぎて帰社。

ちなみに、この家の住人ならタダで停められそうオーラがあったので確認したところ、駐車するときは別途契約必須との返事をいただいた。世知ガレージである。

室内の設備は何も問題は無く、広さも５８㎡と十分。そして賃料は９.５万円で、嬉しいことに敷礼０だ。入出庫の音は実際に聞いてみないとわからないが、それでも「この賃料と条件で入居ができるなら住みたい」と思う人は多いのではないだろうか。

「I live in Parking.」

これからは教科書にも載っていないセリフで、自己紹介だ。

お問い合わせは、渋井不動産まで。