やって来たのは北千里

ここは吹田市古江台五丁目という、どこもかしこも緑あふれる非常にのどかなエリア。阪急千里線「北千里駅」と「山田駅」のちょうど中間に位置し、都会の騒々しさが苦手な人には住み心地のいい街だ。

土地柄、車は必須な生活になるものの、この辺りの駐車場相場は１万円ほど。大阪市内中心部がだいたい３.５万円ということを考えると、車の維持もそう難しいことでは無いはずだ。

また、東に行けば【万博記念公園】や【エキスポシティ】、西に行けば【千里中央】と、休日の買い物・レジャー施設にも近い。

渋井不動産のある中之島三丁目からこの古江台までは車でおよそ３０分。そんな時間をかけてわざわざやってきたからには、それ相応の部屋が待ち構えている、はず。

良い部屋なんだろうなとある程度の目星はついているものの、やはり実際に見てみないとわからない。「よく見たら洗濯機置場が無いじゃん」とかはザラにある話なので、エントランスの綺羅びやかさだけではまだまだ油断はできないのだ。

それでは早速、室内を見てみる。

玄関扉を開けると、とてつもない安堵感に包まれた。絶対に洗濯機置場はあるし、独立洗面台もちゃんとある、全てが文句なしの部屋だ。間違いない、この玄関を見ただけでわかるので油断しようと思う。

土間に敷かれた黒いタイルが室内の雰囲気をキュッと引き締めている。そしてこのツルツル感。あまりにも高級感があるので、思わず土間の手前で靴を脱ぎそうになった。

わけがあります

さて、早速リビングへ。

わけあって少しいびつな形状になっているリビング、広さは１４帖。その「わけあって」というのが、正面カウンターの横から飛び出した白い壁。あれが原因なのだが、いったいどうなっているのか。

Ｌ？これからはＶ

なんとキッチンがＶ字だった。

Ｌ字は皆さんも御存知だろうが、Ｖ字は初めて見た。テレビチャンピオンのスタジオで使われていそうなキッチン、これをただの「カウンターキッチン」と称していいものなのだろうか。「コックピットキッチン」とか、他のネーミングがありそう。

最初は少し戸惑ったが、このＶ字のおかげで調理スペース、食器を並べるスペースが非常に広いことに気づいた。もしかしたらかなり画期的なキッチンではなかろうか。

キッチンばかりに目をやっても仕方がないので、カウンター越しの景色を見てほしい。

リビングの突き当りに窓がある。

その窓から外を見るとご覧のパークビュー。厳密に言うと「さとやまビュー」なのだが。

ここは古江台、緑が多くのどかな街であることを再認識できる。

リビングの横には６帖の洋室があり、ここのバルコニーからも「さとやまビュー」を見ることができる。

２月でこの緑具合なのだから、春や夏はさぞかしのことだろう。

あの広場で寝っ転がってみるのも気持ちが良さそうだ。

さて、話を室内へ戻してここはウォークインクローゼット。先程の洋室と繋がっており、収納力もほどほど。

そして目の前に扉があるが、この先もどこかへ繋がっているようだ。

洗面台を見つけた。

ゴージャスな佇まいで、朝もパリっと目が覚めそう。そんなここは、古江台。パリとはかけ離れた、のどかな街だ。

お風呂も家族で入ることを計算された、１６２４規格のビッグバスルーム。

そこまでいるのかというほど横に伸びた鏡、そして見上げれば浴室乾燥機と天窓。未確認なのだが多分開かないタイプの窓と思われる。

トイレもやはり言うことなし。

玄関を開けた時に感じた充足感は、本物だったようだ。

ここが最後の部屋、５.５帖の洋室だ。

ここで勘の良い人は気づいたかもしれない。先に言うと、エアコンがパナソニック製であることは答えではない。

窓の高さを見てほしい。

普通なら腰の高さぐらいのはずなのに、ここは足元まで伸びており、またいで外に出られるようになっているのだ。それはなぜか。

古江台 feat.ビッグルーフバルコニー

特大ルーフバルコニー付きの部屋だった。

４０㎡ほどはある、まさにボーナスステージ。こんなに広いバルコニーで植物を育てたら、気持ち良すぎていつか人格を持ち始めるのではないだろうか。

このルーフバルコニーの向きは北。２月の真っ昼間はご覧の陰りだが、夏場はもっと広く陽が当たってくれる。それでも全面が照らされることは恐らく無いと思われるので、日陰と日なたをうまく利用した植栽ライフが可能だ。

この広いバルコニーから眺めていると、北千里の閑静な街並みと遠くを走る阪急電車の音が相まって、「のどかさ」をよりリアルに感じることができる。

子育てにも環境が良く、もちろん治安の面も心配無用。ビッグバルコニーとＶ字キッチン付きで賃料は込１１万円だ。

「いつか北摂へ」と考えていた「いつか」が、とうとうやって来た。

お問い合わせは、渋井不動産まで。