どうも、草山です。
かつて通っていた大学の寮には学生運動の残党が住んでいて、毎年機動隊が突入して学生と論争になるのが風物詩でした。なんか潜伏先として都合がよかったらしいです。ダメだろ。
今回ご紹介する物件は、空堀商店街の近くにあるレトロなリノベ長屋。商店街から少し入った分かりにくいところにあり、隠れ家”的”という生やさしい表現ではなくガチの隠れ家です。何かしらの残党にも、忍者の末裔にもおすすめ。スニーキングしながらさっそく見ていきましょう。
谷六の古民家、ペット可

雑貨屋や飲食店がたくさんある空堀商店街。なかでも旧ヤム邸というカレー屋さんが大好きでちょくちょく行きます。今回の物件は、そんなアーケードから横道に入ったあたり。
聞くところによると、築年数不詳の長屋をリノベーションして、さらにはペットと暮らせるというのです。これは期待が高まりますね。
車も入れない路地を抜けて

『ALWAYS 三丁目の夕日』を連想させる古き良き街並みですが、室外機とラミネート加工された張り紙が令和であることを証明しています。
車が入れないところにあるので、非常に静かです。都会の喧騒や排気ガスからひとときの脱出。車が入れないということは、Googleのストリートビューにうっかり載ることもないということですね。パジャマでその辺をうろついて全世界に恥をさらす心配はありません。
渋すぎる土間 VS 銀色すぎるキッチン

出迎えてくれたのは、金剛力士像のようなシンメトリーのドア。吽形(うんぎょう)の方のドアからお邪魔します。


広めの玄関土間です。扉も床も、渋すぎる色ですね。芸能人格付けチェックでしか見たことないバイオリン・ストラディバリウスみたいな風合い。
玄関を抜けると、そこは約7帖のダイニングキッチンなのですが……

スタンリー・キューブリックの映画ですか?

待ち構えていたのはあまりにもメタリックなキッチン。部屋の真ん中にぽつんと鎮座する様は異物感・非日常感があります。
コンロはIHで近未来感UP。いっそのこと、ここにDJブースとか置いてEDMブチかますのもありかも。
2階はノスタルジックでミニマル
この物件は2階建てで、トイレと浴室は上にあります。2階に続く階段はというと……

ばあちゃん家の階段ってなぜかこれくらいの勾配ですよね。人体が上に上がれるなら何でもいいという角度。自然と足腰が鍛えられます。

二階のお部屋はこんな感じの約6帖。周りが長屋ばかりなのもあってか、上階は日当たりも良好です。

壁にはラックが取り付けられています。フィットネスブームですが、ここで懸垂は絶対にしてはいけません。サボテンを飾ってください。

そして、何より窓から見える景色のエモさ。この写真だけでも妄想がはかどってしまいます。
向かいにはバンドマンが住んでいて、ベランダに出てきては昼間から気だるげにタバコをふかす。見下ろせば下校中の子どもたちが走っていく。外を見ながらカップ麺を食べてたら庇(ひさし です。へ ではありません。)を伝って猫が寄ってきたりして。まるでそんな青春映画のワンシーンですやん。
ここだけ時間が止まったような、都会の便利さや慌ただしさから切り離された場所。そんなイメージを反映するように、浴室とトイレは非常にシンプルです。
水回りは正味、最低限の機能

浴室はシャワールームのみで、

トイレは奇跡のウォシュレット付き。洗面台は小さすぎで、

洗濯機置き場はこんな感じ。
水回りはかなりミニマルで、必要最低限しかありません。でも勝手な偏見ですけど、ここに住む人は風呂桶と石鹸をもって近所の銭湯に通うのが粋っぽくないですか?

だってこの外観を思い出してください。夏は蚊取り線香の香りがしなきゃだめでしょう。夜はテレビの野球中継の音が漏れてるでしょう。押し付けすぎですかね?
収納に関しても、大きいクローゼットや押し入れはありません。でもそれもまた味と言えるような、今の時代にあえて住んでみるべき長屋です。ちなみにエアコンは二基、設備で付くそう。
最後に

最寄駅は大阪メトロ長堀鶴見緑地線『松屋町駅』徒歩5分。谷町線『谷町六丁目駅』も徒歩6分で、谷九までも徒歩圏内の立地です。最初は見つけるのに5分以上かかるかもしれませんが、空堀商店街は自分なりの近道を見つけるのも楽しいアーケード街。5分以内のルートも開拓してください。
諸費用は、敷金ゼロ、礼金15万円の賃料管理費込み月額8.2万円。アクセスの良さと風情を織り込んだら、まあまあ手頃なお値段じゃないでしょうか。そして何より、ペット飼育可(小型犬or猫、条件変更あり)も見逃せないポイントです。
以上、渋井不動産でした。
property hunt by ヨーコ