帰ってきた卵井不動産

ごきげんよう。広報部おまつです。本日は久々の卵井不動産です。

卵井不動産？たまご？なんてお思いの方は、もう一度記事のタイトルを確認してみてください。きっと、エッグセレントなひらめきがあると思います。

というわけで、冒頭の一枚は卵井不動産がアイル・ビー・バックしたよ、という写真からスタート。張り切ってまいります。

所在地は西区本田一丁目。目的の一室に通づる階段がすでにパラレルワールドなんですけど、この非常出口の先って本当に現世で合ってますか？

卵井不動産ですから、当然エレベーターはありません。とは言っても階段3階なので、ちょうどいいエッグササイズくらいの階数です。

せっせとたどり着いた玄関先。カラカラと開く扉に石畳の土間など、昔ながらの門構えはまるで実家に帰ってきたかのような親しみを感じます。

ビー玉、転がせます

玄関を上がった先は7帖のダイニング・キッチン。窓からは全ての不安を吹き飛ばすような日の光が差し込みますが、さすがは卵井不動産。よく見ると床が少し傾いているではありませんか。

というわけで、収納力のある押し入れはちょっぴり立て付けに難アリです。就活でさんざん潤滑油能力をアピールしてきた方は、今こそチカラが発揮される時なのかもしれません。

右手に見切れたキッチンは想像通りのコンロ自主設置タイプなので、そのままスルーして水回りを見てみましょう。

欲張りません、卵井は

水回りはDKと和室の間に凝縮。正面にトイレ、右手には風呂場が並びます。

室内洗濯パンこそあるものの、独立洗面台なんてものはありません。卵井不動産で欲を出してはいけないのです。

かく言うトイレは、まさかのウォシュレット付き。なんならタンクレスですし、手洗いもどこかスタイリッシュ。蛇口なんてサワー出てきそうなんですけど。

便座がリクライニングしちゃえば、これはもう歯医者の診察台と大差ないですよ。「うがいしてくださいね〜」って空耳まで聞こえます。

ちょっと四角すぎん？

風呂はこれに尽きます。トイレは色々言いましたけど、風呂は四角以上の感想が出てきません。北島康介も満を持して「なんも言えねぇ」って言うはずです。

ラストは6帖と4.5帖の和室を一気にどうぞ。収納も完備されたなんの変哲もない和室ですね。

ふすまを外すと10.5帖の大部屋にもなりますが、枕投げをしたい気持ちはグッと堪えていただきたく存じます。

まだ続く卵井不動産

と、本来ならここでおさらいへ移るところなのですが、ここで終わる卵井不動産ではありません。私が本当に伝えたかったのは、傾いた床でもリクライニングしそうなトイレでも、正方形の風呂でもないんです。

その答えは、玄関前から伸びるこの階段。

たったワンフロア上った先には、まるで別世界のアングラ感が充満していました。階段の途中から、わたし今エイペックスの世界に迷い込んだ？なんて思ったものです。

階段の行き止まりには不自然なドアが備え付けられ、カギがかかっているのですが、

これを開けまして、

よじ上りますと、

屋上に出ます。

そうなんです。専有の屋上もついてくるんです。

目の前にマンション・裏はラブホという奇跡的な立地ですが、それでもこの屋上はこの部屋に住む者だけの特権。

ハンモックやラウンジチェアも置けますし、立派な菜園だってつくれるでしょう。この屋上もまさに”卵井”と呼ぶに相応しいポテンシャルを秘めています。

西区本田より登場した50㎡の2DKは、大阪メトロ千日前線・中央線『阿波座駅』徒歩7分。決して駅チカとは言えないものの、本町や心斎橋まで自転車圏内という好立地です。

諸費用は、礼金2ヶ月の月額8万円。

初期費用は少し嵩みますが、広さと賃料、専有の屋上を考えるとエッグいコストパフォーマンスと言えるでしょう。帰ってきた卵井不動産、お問い合わせは渋井不動産まで。

【良かった点】
◎水回りの清潔感
◎広さに対する賃料のコスパ
◎専有の屋上つき

【気になった点】
△階段3階
△傾いた床
△アングラすぎる共用部