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さて、本日は皆様お待ちかねの卵井不動産(エッグい不動産)です。

卵井不動産とは…説明しよう!希少価値を追い求める渋井不動産が行き着いたユートピアであり、終着点。「渋い物件、その先に待つのは卵井物件じゃき」とは、かの有名な坂本龍馬の言葉。

さて、そんな本日の卵井不動産は扉からすでにオーラが違います。

(同マンション、他のお部屋はこのような扉です。先ほどの物件がどれほど癖強いか分かっていただいたところで、扉を開けましょう。)

玄関を開けました。まさかと思いました。

玄関を開けた先で待っていた、この「市松模様」の床。

渋い無垢材の床を期待した私は、このギャップに混乱しました。扉を閉めて取材を引き上げようかと思ったほどです。

しかし、この先に待つのは渋い部屋の更に上、「卵井」です。私は心を決めました。この先何があろうとも、目を逸らさないと。

そう、真実を、皆様にお届けすると。

そんな私の決意をあざ笑うかのように、物に溢れた室内。

見たところビッグワンルームという希少価値の高い間取りのようですが、コレでは卵井不動産というよりも「物ガ多井不動産」です。もうこのまま生活できてしまうのではないかと錯覚するくらいの残置物の数々。

見ていきましょう。

市松模様の床の上に、置かれたモノトーンのテーブル。

オーナーさんの前世はオセロなのでしょうか。

ソファの色といい、白と黒意外受け付けないぜ!という意気込みがビンビン伝わってきます。

と、思いきや、窓際で見つけたヌクモリティ。

これはジオラマですね。おそらくNゲージの電車が走っていたのでしょう。私はOゲージのジオラマの方が迫力があって好きなのですが、ココのオーナーさんは違ったようです。

精巧に作られたジオラマが、こんなにもビオトープな空間を生み出すインテリアになるなんて、私は知りませんでした。

ソファとローテーブル、そしてNゲージのジオラマ。

残すはあの紙袋が大量に乗ったダイニングテーブルの紹介ですね。

広いビッグワンルームだから気が付かないかもしれませんが、あのダイニングテーブル相当大きいですよ。関取二人が仰向けで寝れそうなほど大きい。

どうやって搬入したのでしょうか。

このダイニングテーブル邪魔だなぁ。

と思って机の上を見ると、そこに見慣れない本が一冊。

「絵でうまくなる ビリヤード入門」

コレはダイイングメッセージならぬ、オーナーさんからのダイニングメッセージ?

ふと横を見ると、やや尖った棒が2本。

コレは物干し竿でしょうか。

いや、キューですね。

「キューとビリヤードの入門本…。」

私は脳内金田一耕助脳内シャーロック・ホームズを呼び出し、脳内会議をはじめました。

と…なると。

閃いた私は、ダイニングテーブルの上から物をどかしました。

まさか、、

まさかコイツが??

そう!ビリヤード台なのです!!!

オーナー様のご厚意でこのビリヤード台は入居者様にプレゼント・フォー・ユー。嬉しいのか嬉しくないのか、なんとも絶妙なプレゼントですが、希少価値は高い。

このビリヤード台の出現によって、見事に卵井不動産へと昇格した本物件、まだまだ続きます。

何故か強目の、キッチン周り。

モノトーンの部屋に置かれたモノトーンの応接セット、そしてジオラマ。

推理の上、存在に気づいたビリヤード台。

卵井要素ギトギトな中、何故か強目のキッチン周り。

このコントラストに若干クラクラしました。

冷静さを取り戻すためバスルームに飛び込むと、入室を知らせる「カウベル」。

なぜココにカウベルが必要だったのでしょうか。

誰に知らせたかったのでしょうか、トイレへの入室を。

便座、罠やん。

imacを彷彿とさせるスケルトンボディに、巻きつけられた有刺鉄線。

思い出す網走刑務所。

罠やん。

(座ってみましたが、有刺鉄線が刺さることはありませんでした。)

罠の横には、Futoo!!!のお風呂。

特に突っ込むところもありませんでした。

本物件で唯一のノーマル。

いかがでしたでしょうか。

久々の卵井不動産は、やっぱり最高でした。

玄関で怖気づきそうになった時、卵井ファンの皆様の笑顔を思い出しました。

そんな皆様にこの卵井を届けようと、頑張りました。

雑居ビルの一室みたいな物件ですが、グッドリッチに建つチクフル分譲マンションだという点も注釈しておきましょう。

物が多すぎた南堀江のビッグワンルーム、気になるお家賃は85,000円

ユーモアのある物件を探してた皆様に住んで欲しい。

お問合わせは渋井不動産まで。

以上。

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  • 遊びが効きすぎた卵井不動産、8.5万円。
  • 西区

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