私は桜ノ宮が好きだ。すごく好きだ。
大都会 大阪駅周辺から環状線で一駅にもかかわらず、閑静な住宅街が広がるその町が好きだ。
大川を挟んで広がる緑地が好きだし、その遊歩道を散歩する美女と小型犬が好きだ。
そんな桜ノ宮に建つ、この分譲マンションが好きだ。
程よいベージュの外壁は高級感と落ち着きを与え、15階建てのその大振りなL字型の建築。
莫大な敷地面積には公園もあり、子どもたちのキャッキャした声が響いていた。
紅葉が始まったポーチを歩き、到着したエントランスは役所みたいに荘厳だった。
アーチ状になった天井まで石タイルを惜しげなく使い、センターを陣取る寄せ植えの鉢。
バブルも終焉を迎えた1992年に建てられた建物とは思えないほどバブリーな共用部にはバブリーな管理人も常駐している。
その玄関は入った左手が全てシューズラック。
この容量の多さ、所有する靴が常人の3倍量な私も思わず好きになってしまったほどである。
一番手前のパカリだけ、出かける前にサッと羽織れるワードローブを仕舞っておける仕様になっていた。
そしてリビングを照らすライト達も様々な種類が集められていた。
1.アッパーライト
上向きに放出された光が天井にバウンスし、空間に広がりと温かみを与える。その効果は絶大で、白色の電球にすればクールでエッジの効いた室内に。電球色にすれば優しく、落ち着く空間を演出してくれる。
お母様が嬉しいシステムキッチンが埋め込まれ、L字に置かれたデシャップ台にはトースターやオーブンがよく似合いそうだ。
しかもその横には冷蔵庫がすっぽり入るスペース。ココにはMiele(ミーレ)の冷蔵庫が似合いそうだ。
そして20帖の部屋を急速に温めたり冷やしたりするエアコンが床置型だった。
「うわ、めちゃ古いんちゃうの??」と心配にさせてしまったなら説明したい。
コチラの床置型エアコン、現在でもダイキンの業務用ラインナップに君臨し続ける商品で、その馬力たるや本気を出せば室内を北極にも赤道直下にもできるパワープレイヤーである。
気になる電気代だが、小さなエアコンでこの広さをカバーするよりも床置型一発の方が遥かにエコなのだ
寝室側のバルコニーが広かった。
手を伸ばせば葉っぱを千切れそうなほど木が近く、裏手の通路を通る人の視線から寝室を守っていた。
広いバルコニー面積をカバーする屋根が、急な土砂降りから洗濯物を守ってくれることだろう。
お風呂はなぜかミントグリーン。
ココまで落ち着きのある空間を保ってきたのに、何故かお風呂で跳ねた。
しかし見て欲しい、この超大型の浴槽を。 自動湯はり・追い焚きはもちろんのこと、そのお湯を抜くときもチェーンに付いたゴムを引き抜くタイプではなく、浴槽に付いたボタンをポンと押すだけだ。
高級である。
どうだろう。
私の好きな町、桜ノ宮に建つバブリーな分譲マンションが11万円。
61㎡の1LDKの間取りが11万円だ。好きだ…。
新婚のカップルやお子様が小さな3人家族にはピッタリな間取りじゃないだろうか。
桜ノ宮とは言いつつも場所は都島通に面しているし、都島駅から徒歩7分程度の距離だから、都島と思っていただいてもかまわない。マンションのすぐとなりには有名な大阪市民病院もある。
経験上、こういうタイプの1LDKは渋井不動産ファンに人気なので、皆様の問い合わせを寝ずに待っていようと思う。
すぐに返信するぞ。
お問合わせは電話・メール・問い合わせフォームから。
以上。