渋井不動産はまた見つけてしまった。渋井不動産ファンの、いや、日本中の垂涎の的になりうる物件を。
大風呂敷を広げているように感じられるかもしれないが「あぁ、ココに住みたいね。」と渋井不動産のスタッフ一同がそう感じたのだから仕方がない。そんな物件である。
私自身、すごく興奮しながら今日の物件の写真を撮り溜めた。だから本日の一枚目の写真は心癒されるグリーンをチョイスしたわけだが、如何せんフェイクなグリーンがもどかしい一枚。
白く塗られた木と純白の鉄板扉がエントランス。
そしてここで特筆したいのは、本件は「2階の部屋である」という点だ。でもこの玄関は1階。なんだったらオートロック付きのメインエントランスから離れた裏口的なポジショニング。
そう、今回紹介する部屋だけが、特別なのだ。この隠れ家的な要素をもったその「特別感」が、渋井不動産ユーザーのワクワクをそそることは言うまでもないだろう。
そしてそこには、シーリングファンが標準装備されている。
可能であればこのシーリングファンに掴まってクルクル回りたかったところだが、スーパーマリオ級の三段ジャンプを繰り広げても、届くことはなかった。
少林寺拳法で鍛えぬいた私の脚力はそりゃあもう強靭で、ジャンプ力に関しては他の追随を許さないレベルであることを伝えておこう。その私が届かないレベルというのだから、あなたはこの天井がいかに高いかを感じ取れるはずだ。
特筆すべきポイントはまだまだ山程ある。
アール状に1段上げられたキッチンスペースには無垢材フローリングを使用し、無機と有機の素材感で空間が分けられ、それに併せて1段落とした天井にダウンライトを二発埋め込んだ。
写真では点灯させていないが、リビング部分の天井にはスポットライトを設置済みだ。
そしてこのバルコニー。
オフィス街の二階で北向きという絶望的なスペックを、植物とウッドデッキを使用することで「なんやったらめっちゃええやん」なバルコニーに変えてしまった。
ただ如何せん、この植物はフェイクだし、ウッドデッキに関してはプラスチック。素材感推しの渋井不動産としてはもどかしい一点であるものの、外部だから目をつぶることにしよう。
外部のバルコニーで無垢のウッドデッキを使えば腐るし、葉っぱは枯れるからね。良い塩梅というわけだ。
そこに放り込んだコンロはIH。エレクトロラックス社製の二口コンロだ。
エレクトロラックス社といえば、近年デザイン家電というジャンルでブイブイ来ているブランドであり、そのデザインの美しさは家電量販店の中でも一際異彩を放っている。
ちなみにサンワのキッチンでしばしば同梱されるリンナイ社製二口ガスに対して本件は果たして良いのか悪いのか。という話をあえてするのであれば、
「どちらにせよ縦置きの二口は使いにくさ抜群。」といったところだろう。省スペースなデザインで悪くはないが、やはり奥の火元に関するユーザビリティは決して良いとはいえないのが現実だ。
リビングとダイニングの境界にはカウンターをセット。裏面を収納棚にすることで利便性を確保した形だ。
奥の壁に見える棚も「あったら嬉しいランキング」では毎度上位にランクインする嬉しいポイント。
そろそろお気づきかと思うが、本件のクオリティはそこらの賃貸物件とは一線を画している。問い合わせの準備をするなら、今だ。
とまぁ葉っぱ隊も登場した本物件だが、いかがだろうか。
あなたはこの完成度の高い部屋に、南船場で出会える。
54㎡のビッグワンルーム、家賃は9.5万円(共益費込)だ。
デメリットは「問い合わせ殺到必至」という、ただそれだけ。
迷う暇はない。ぜひ。
以上