天王寺区・文教地区の無垢と庭
やってきたのは、近鉄『大阪上本町駅』。写真右手の新歌舞伎座や近鉄百貨店、上本町ハイハイタウンなどに囲まれた当該駅は、谷町線『谷町九丁目駅』の乗り換え口でもある。
本日ご紹介するのは、ここから南へ徒歩8分ほどの分譲賃貸。決して駅チカとは言えないかもしれないが、府内トップの私立高である大阪星光学院高校や、偏差値75を超える公立高の天王寺高等学校など、いわゆる名門校が多い文教地区と呼ばれる人気エリアだ。
当然、中高一貫校や幼稚舎を設ける学校も点在している。教育熱心なファミリー層を中心とした住民層は、治安という面でも安心できるだろう。
また、この周辺にはカフェなどの飲食店も多い。
こちらの「錢屋カフヱー」もそのひとつで、このカフェが入る錢屋本舗本館にはピラティス・料理などのお稽古事から俳句などの文化講座まで学べる「錢屋塾」、アート・ワークショップが楽しめる「錢屋ギャラリー」も併設している。
店内の空間も格別なので、ぜひ錢屋本舗本館のHPをチラリしていただければと思う。カフェのメニューが気になる方は錢屋カフヱーのInstagramをチェック。
愛を込めたリノベーション
さて、到着したのは昭和48年築のRC造6階建てマンション。築48年を迎える立派な築古マンションだ。オートロックは無いものの、入り口では日勤の管理人さんが目を光らせている。
そんな管理人さんにペコリして辿り着いた玄関がコチラ。左手には靴が並べ放題のシューズラックも備え付け。
そして玄関の先に並ぶキッチン。コンロはご自身で設置いただくタイプではあるが、ここでも皿が並べ放題のラックが備わっている。
まあ、それよりなにより、皆さまが早く紹介して欲しいのは恐らくアレでしょう。
床でしょう?
芝 ✕ 無垢
なかなかお目にかかれないコチラの床は、人工芝と無垢材のセパレート。床の解体や壁の塗装などはオーナー様自身が施されたそうで、丹精込めて仕上げた部屋への愛が感じられる。
もとは3DKだった間取りも、44㎡という平米数をめいっぱい活かしたビッグワンルーム(約20帖)へと変貌を遂げた。
なお、オーナーさん曰く、人工芝を敷いた理由は島っぽく見えるようにとのこと。アイランド・キッチンなんて規模ではない。部屋自体がアイランドなのだ。
収納もご覧のとおり様々な工夫がなされている。
大振りなクローゼットに始まり、間仕切りも兼ねたラック、奥の天井に吊るされたハンガーポール、そして上部の梁にも棚が設けられているという充実っぷり。
ちなみにクローゼットの右にあるラックは、無印良品の収納ケースに合わせた高さで仕切られているんだとか。
実は庭付き
そしてもう一つの目玉が、南向きの専用庭。1階という所在階はどうしても敬遠されがちだが、庭付きとなると途端に1階の特権になる。
これだけの広さならばテントも張れるが、あなたが野営する姿はフェンス一枚で仕切られたお隣さんの庭から丸見えということを念頭に置いて生活を始めてほしい。
水回り
では、ラストスパートは水回りを紹介しよう。
バス・トイレは同一空間。これは好みの分かれるポイントかもしれないが、割としっかり広さが設けられているので使い勝手は悪くないと思う。むしろ掃除が楽という良点もある。
その他、洗面台は独立。洗濯機置場も室内に設けられているのでご安心を。
では、おさらい。
天王寺区上之宮町から登場した44㎡の1LDKは、近鉄『大阪上本町駅』徒歩8分。ちなみに、徒歩15分圏内には谷町線やJR環状線などがあり、アクセスは上々と言えるだろう。
諸費用は、礼金10万円の月額8.5万円。
丹精込めた希少なリノベーションに庭までついた一室が、一人でも二人でも住めるお手頃な賃料で登場。他にはないオンリーワンのアイランド、お問い合わせはお早めに。
【良かった点】
◎落ち着いた住環境の文教地区
◎丹精込められた唯一無二のリノベーション
◎充実した収納面
◎庭付き
【気になった点】
△1階ゆえの防犯面
△バス・トイレが同一空間